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『レーザー』大切断

浪漫世界におけるレーザ兵器は、当たった瞬間に爆薬に当たったのかと思うような爆発をするタイプと、新井赤空先生が打った名刀かと思うほどにスパスパとモノもヒトも切れるタイプの2つの異なる描写がある。
爆発したり切断したりが選択的にできたらレーザって便利だよなと、改めて思ったりするわけだが、実際に選択的に用途を変えられるからレーザは面白い。
今回は名刀にも引けをとらない切れ味を誇るレーザについて、重度の中二病を患ったはねいぬが妄想していく。

スパスパ切れる名刀のようなレーザと言ったら、まずはビームサーベルやライトセイバーはその筆頭である。(どっちもレーザでないと言われそうだけど、光学兵器という大きな意味で温かく受け止めてほしい)
さらにはレーザーガンにレーザートラップなど、超硬スチール合金だろうが、ガンダニュウム合金だろうが、人体だろうがレーザが当たってほんの数秒もしないうちに貫通したり切断したりしてしまう。
MSの厚みは余裕でメートル単位だろうし、人体だって指であっても1〜2cmはある。
数cmの鉄板をレーザで貫通したり切断するのには、10kWくらいの出力のレーザを根気よく同じ所に数秒は照射しないといけない。
複合材料で血液のような液体もある人体の切断には、指1本だって数秒はかかるだろうし、胴体を両断するにいたっては数分かかってもおかしくない。
しかも厚みがあるので途中で焦点位置を変えないといけなくなる。
数分間もON/OFFを繰り返しながら超高熱にさらされていたら、痛みだけで天に召されそうである。
よっぽど拷問器具としての方が効果的な気がするが、ビジュアルがえぐすぎるのでR-18G確定だろう。
こんなことを書いているが、はねいぬがいくらレーザ好きでも黒の章に記録されそうなトラウマ動画なんて見たくもない。

人類が作ったゾンビがたくさん出てくる映画にある侵入者をサイコロステーキに切断できるようなレーザトラップは、現時点ではレーザ出力と超ロングな焦点深度を作り出すレンズという2つがネックで実現できそうにない。
もしかしたら人体をウイルスでゾンビ化するくらいの技術がある企業であれば、そんなレーザと光学系を作り出してサイコロステーキレーザトラップを作り出せるのかもしれない。
それはそれで軍事兵器として大きなビジネスにできそうだけど、彼らはバイオロジーをビジネスに選んだのだろう。
人類をサイコロステーキにできるのは、今はまだ超硬度の細い糸のようなワイヤーだけかもしれない。
レーザも早く追い付かねば。
レーザは全ての機械加工の代替えになるこをはねいぬは証明したいから。


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