ひとりのブロガーが未来のためにできること
SDGsのことを考えると、環境問題とかダイバーシティとか、ついスケールの大きなことに意識が向いてしまう。そうすると、そこから目を逸らすか、「いや、身の回りの小さなことでいいんだ」と実効性のないことをやりだす。
わたしは面倒なことはしたくないし、意味のないことはしたくない。noteでお手軽にできるくらいのことが理想なのだけど、実は「すでに今やっていること」がそれなのではないかと思っている。
わたしはnoteでいろいろな切り口から生き方を提示している。これがSDGs? 大真面目ではないにせよ、適当なことを言っているわけでもない。
過去、SDGs関連の本を片っ端から読んだ。社会トレンド研究が趣味の変人だからだ。だいたい書いてあることは似通ってくるのだけど、ある本には「全員がほんの1%でも力を発揮することができれば、SDGsの課題はすべて解決できる」のような文章が書かれていて、感覚的にすっと納得できた。
たしかに、人々はあまりにも力を発揮できていない。貧困地域での「若者の失業問題」のような社会単位での話もあるけれど、転職の多い自分の職業人生を振り返ってみてもそう思う。
合わない仕事、放置プレイ、低いモチベーション。負の要素が多すぎる。後半は盛り返したように思うけど、平均すると力の発揮具合はせいぜい10%くらいではないだろうか。先ほどの「全員がほんの1%~」の1%は世界の平均の話だと理解している。
わたしのような先進国の、しかも何度も転職のできた人間ですら10%くらいの体感だ。世の中には働きたくても働けない人もいる。何か役割を持てたとして、向いていないことをしている人のほうが大半だ。
そういうことを考えると、人類が発揮している力は何パーセントだ? たぶん絶望的な数値なのだと思う。だから、全員が1パーセントでも発揮できればとんでもない力になる。
と、やはり話が大きくなってしまったので、わたしの近場の話に戻る。なぜ力が発揮できないのか? それは自分が力を発揮するためのモデルがあまりに少ないからだ。
自分力の発揮は、そもそもが難易度が高い。たくさんの生き方の可能性を知って、自分を最適化する動きをしなければ、自分力は現れない。
だから、他人に向けて自分のストーリーを語ること、生き方のオリジナルなモデルを提示することは、十分に価値のあることだと思う。それを受け取ってくれる、自分に似た誰かがいる限り。