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YOASOBIの名曲からピークの恐怖を考える
ピークは美しくて、そして怖い。美しさが際立つときもあれば、ただ恐ろしいこともある。YOASOBIの「あの夢をなぞって」を聴いてそう思った。
元となっている原作を知らないので、楽曲の印象だけだけど、あの曲は「ピーク」について歌っているように思う。実際、楽曲もピークに向かって駆け上っていく。
静かなイントロからはじまり、楽曲が盛り上がりをみせ、高音を振り絞ったボーカルが圧倒的なピークの美しさを演出する。
音楽は、ピークの美しさだけをハイライトして終わってくれるのでいい。多少の切なさが余韻として残るけれど。
「あの夢をなぞって」では、「どうか終わらないで」という詞が印象的で、フジファブリックの「若者のすべて」では、最後の花火がまさに打ち上ろうとする。ザ・ハイロウズの「青春」では、「時間が本当に止まればいいのにな」のストレートな歌詞が熱い。
ところが、文学になると、ピークは美しさでは止まらず、切なさの余韻でも止まらず、恐怖にまで突き抜けてしまう。
満開の桜は、美しさの象徴ではなく、圧倒的な恐怖なのである。そのあとは、ただ散るのみ。朽ちるのみ。
わたしのピークは何だろう。青春時代が暗黒なので、間違いなくそこにはない。この前の冬に、JRのイベントの抽選会で特賞を当てたときだろうか。クジ運がよかったことなんて一度もないのに、本格的な当て方をしてしまった。
その特賞で、家族で高級ディナーに行った。まったく場違いな高級ホテル。本当にピーク感がすごかった。
しかし、禍福は糾える縄の如し……、
その直後、コロナウィルスが家族に蔓延して家庭が地獄になった
なんだかそんな予感はしていた……。ピークはそのあと下降していくしかないわけで、わたしは幸福のなか、不幸の予感にバリバリ襲われていた。
夫婦が重要なイベントを通過した後に離婚することがあるのも、ピークが影響しているのではないかと思う。よく聞くのが、家を買う。そこをピークに設定してしまうと、そのあとは下降していく未来しか見えなくなる。
ピークは怖い。もしかしたら、目標は大きなほうがいいのかもしれない。前向きな意味ではなく、後ろ向きな意味で。決してピークを寄せ付けてはいけない。
あのモンスターは幸せを食い尽くす。ピークを高く、高く、設定する。さらにはひとつではなく、たくさんの山に目印をつけておく。
山を登って、途中で野垂れ死ぬ。そのときの気持ちは「ああ、頂上にたどり着けなかった……」ではない。「ああ、これまでの道中幸せだったな……」だ。
わたしが本気でピークを高く設定するなら、山頂のひとつはYOASOBIさんに自分の作品の楽曲を書いてもらうことかな。
きっとその場所は、金輪際あらわれない一番星……。
だけど、自分の作品をひとつでも持っておけば、可能性はまったくゼロではない。ほんの少しだけ幸せに生きることができる。
※さあ、一緒に夢を追いかけよう! noteでもXでもよろしくね!
わたくし、こういう者です。お名刺を置いておきますね。会社員です。絶賛遅刻中です⚡️
— ロックスター (@rockstar_narite) August 1, 2024
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