『静かな夕べの小さなレイブ』
静かな夕べに
好きな人たちの声は音楽で
あの子のかき鳴らすカサカサやコツコツに
毎度の探しものや昨日の深酒などが見え隠れして
あたしは知らぬ間に微笑む自分の顔を窓辺に見つけ
捨てたもんでもねぇと自讚する
でもどうも自嘲に見せかけるのは昔からの悪い癖だ
あ
アルペジオ
古いフレーズ、なかなかの歪むギターplay
なぜかクラシックなメロディを
先日現世よりふわり飛び立たれた魂へのレクイエムだろうか
美しき人たちよ
その矛盾よ
真っ直ぐな憤りと憤懣
ただ、今は静かな夕べに
好きな人たちの奏でる音楽が囁く
苦しみも悩みも憂鬱な過去もみな
ただ、静かな夕べの音楽となる
あの歌を思い出したよって
あいつに知らせてみよう
夢を見てるだけの人生よ
怖いくらいにあたしは幼き頃と何ひとつ変わっていない
いつも自分がこの世で1番汚ねぇと恥じていたいよ
決して腐るのじゃなくね
自分が良い人間だと信じたり決してしねぇよ
だけど自分がじぶんでどうも嫌な奴に思えたら立ち止まろう
静かな夕べ の小さなレイブのなかから
好きな人たちへ
ささやかなあたしの愛を捧ぐ
決して何も返そうとはせず
あたしの汚い勝手な愛を笑ってやってください
愛してる
山村礼子★にゃき
愚者、表現者
良かったらサポートしてください。 生きるための色々に使うと思います。 リアル世界あんまり生きれないから、 創作に全振りやとおもう。