友達はもっといたのかもしれない
関西に暮らした似たような世代と嗜好の人たちは私のように暗い部屋で観ていたのかもしれない
友達はもっといたのかもしれない
小さかった4歳とか5歳とかほんと子どもの頃、
家にに親がいないのが当たり前の家庭で育った恩恵で触れることができた、
真夜中のTVが映し出す「ストレインジ・フルーツ」、「Rose」
NHKの移す「死刑台のエレベーター」、「真夏の夜の夢」
あのシリーズなんだったんだろう
Rock bandのMVをそのまま放送する夕方の短い番組
“わたしのこと全部歌ってる、
私の声が聴こえるんだ。
私の言葉なんて誰にも通じないと思ってた”
思考は内側へ潜る仕組みなのに行動力は陽キャのソレで、
“人はどこからきて何処へ行くのか”
と言語化すれば陳腐な普遍的な悩みも幼い頃から備えながら、
ドラえもん観てダウンタウン観て他者にウケまくろうとしてた
自責や醜形恐怖を持ちながらも人目につきたくて偉人伝などを読み漁る
その中に「rock 'n' rollBabylon」ってRockのゴシップを集めたようなデカい本もあった
週7本(MAX本数)TSUTAYAでレンタルして古い名画を観まくる
ミニシアターの特集で古い映画をたくさんみて
友達の演劇を観に扇町へ中津へ
京都の古着屋で千円の着物を買う
テルマ&ルイーズみたいに
clock work orangeみたいに
壊れて壊して生きてこうなど思い
タクシードライバーみたく髪を突き上げて後ろ手で部屋のドアを閉め、お前たち皆んなを殺しに行きたいと
恋人は糞ばかりだったけれど、
思うに悪人はいなかった
素直な人間ほど自分勝手で残酷なものだから
テメェがしでかした事だろうと言う本末転倒な事態の中で、
滑稽に泣いたり愛を言い訳にしたりして私の身を案じたりする
どうしようもない生き物ほど可愛いので、
人間は可愛いと滑稽の最高峰の種である
最近になり昔の知人と再会したりゲージツや音楽の世界で(狭い小さいもんだけど)なかなか偉くなっていたり
作品の拡がりを聞いたりで、
思い出したことなどを取り留めなく記した
じゃあまた、なんかあれば
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