卵サンドを腹一杯
急に卵サンドが食べたくなった。
卵はある。しかしパンがない。
翌日、諦め切れなくてスーパーに行った。
神戸屋の食パンが1.5斤で袋売りしていた。
見たことないサイズ感に誘われてしまう。
帰宅後、作っておいた卵サラダを挟む。
パンにマスタードとマヨネーズを塗り、レタスを一枚折り畳んだ。スライスしたきゅうりもパンに並べた。
そこにたっぷりと卵サラダを乗せてからパンで挟む。
斜めにカットして、立ったままかぶりついた。
行儀悪いことは自覚しているが、衝動を抑えられなかった。
しかし美味い。
パンはどちらかといえば昭和風の食パンでパサついていたが、それが今風の食パンと違い、なんだか外国で食べているみたいだ。
総じて外国の食パン的なものは美味くない。
そこに卵サラダがからみつくと、なんていうか昭和の喫茶店みたいだ。
街道筋にあるコーヒーショップ。看板が茶色か黄色で「コーヒー」と手書き風のフォントで書いてある。銀のお皿。パセリ。ナプキン。頼りない卵サンドが四切れか六切れ。苦くて酸っぱいコーヒー。
そんな感じだ。それを大量に食べているのだ。
○材料
食パン 4枚(8枚切りの厚さにカットした)
卵 3個
マヨネーズ
マスタード
レタス
きゅうり
○作り方
卵を固茹でにする。水から14分湯でた。冷水に取り、すぐに殻をむく。
ボウルに移し、フォークで粗く潰す。
塩胡椒。
マヨネーズをたっぷり。今日は冷蔵庫にケイパーが残っていたので10粒くらい刻んで入れた。パセリ(冷凍にしたみじん切り)を散らす。ブラックペッパーを挽く。かき混ぜる。頃合いを見て完成。冷蔵庫で馴染ませる。
買ってきた好みの食パンに、マヨネーズと好みのマスタード(今日は粒マスタード)を薄く塗り、パンが湿るのを防ぐ。
あとは挟んで、かぶりつくだけだ。
久しぶりに卵サンド具材多めを堪能した。
しかし、パンはまだだいぶ残っている。
実はスーパーで美味そうな、しかも安くなっていたハムもある。
スライスチーズもある。
となれば、ハム・チーズ・レタス・きゅうりサンドイッチだろう。
ハムを5枚くらい重ねるが、もう少し厚くしたいので2枚プラス。薄切りだからこれくらいでいい。同じようにマヨネーズとマスタードを薄く塗ったパンにレタスときゅうりとを挟んで、かじりつく。
もそもそしたパンがなんともいえず昔味だ。
喉につかえる感じがたまらない。きゅうりとマヨネーズ。レタスとハム・チーズが口の中で混ざる。流石に喉に詰まってきた。
紅茶をティーバッグだが淹れて、すすりながら食べ続ける。
せっかくなので音楽もかける。
イギリスのロックバンドだ。
そういえばイギリスパンって、食パンとどう違うんだろう。
どちらが美味しいのか。
それにしてもまだ食パンは残っている。
厚切りをはちみつトーストにして、カロリーを摂るか、とも考えたが思いとどまった。
夜食にしよう。
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