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短い詩、歌、散文。 何処かにいる、誰かへのことば。 届きますように。 ポジティブなコメントは大歓迎です。

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記事一覧

変わらないのだから

何も言わなくていい 結末は変わらないのだから せめて少しだけ あなたを恨ませてよ

はねz
6日前
2

いつか星が降ろうとも

星が私を見なくとも その輝きはこの目に届き こんな最低な世界を きらきらさせてくれたから 星が願いを知らなくとも その輝きは道を照らし こんな最悪な世界を 生きていく…

はねz
2週間前
2

ずっと愛していける

大人になったような顔で 誰もが忘れてしまっても 無邪気なあの頃に 大好きだった世界を ブリキ缶に閉じ込めて 冷たい土に埋めたりしない 澄み渡る空の蒼さも 寂しさを運…

はねz
3週間前
2

愛ではなかったとしても

貴方のためなら 星だって落としてみせるのに 何も望んでくれないから 私はただその背中を見ているだけ せめて隣を歩けたのなら せめて向かい合えたのなら 私は貴方の無…

はねz
3週間前

あの眸が忘れられない。 あの光が、忘れられない。 星は、今もまだ輝いている。

はねz
3週間前

ヒーローの背中

子供の頃憧れていたヒーローが居ないことを 大人の私は知っているけれど 子供の頃気づかなかったヒーローの痛みに 大人の私は気づいている 救われた世界の裏で 掬われな…

はねz
4週間前

シオン

何も言わずに去っていくくせに 遺された何もかもが 貴方を忘れさせてくれない 私の心は貴方のもの 今もまだあの声が 私を呼んでいる

はねz
1か月前

今だけを生きる

過去のことは思い出せない 未来のことはわからない 想い出話は出来ない 来年の予定は決められない 私には今しかいらない それじゃ駄目ですか?

はねz
2か月前

宙の人へ

あの宙が誰かの見た夢なら 瞬く星は笑っているだろうか 光を手にいれたあの人が 寂しくないように いつかこの夜の祈りが 遠い朝に届くように 私達は何度でも 声を上げて…

はねz
2か月前
2

必ず迎える寂しさ

この手放せない寂しさを どうしたらいいの? 私、まだ貴方の未来を 想い描いていたいよ この引き返せない寂しさを どうしたらいいの? 昨日を逆さに辿ったとしても もうた…

はねz
2か月前
5

だからまだ

貴方にとっての唯一の道が 本当にそれだけとは限らない 正しいはずの答えが いつも何かを救うわけじゃない 必死の想いが 誰かを傷つけるかもしれない だからまだ 選ぶに…

はねz
3か月前
6

悪意の善

その心の底にある愛を 悪意に隠された優しさを 見逃さないように 何が正しいかより大切なことが きっと何処かに在るから

はねz
3か月前
2

0710

何処までも続く澄んだ青 瞳の先に広がる空 立ち上がる勇気を 何時までも待っている 私はそれを 正義の色と呼ぶ

はねz
3か月前
4

五、退廃する絵画と死せる清廉に寄せて

きっと、それは描かれた通りの絵に過ぎない。 何が正しいのかを彼は知っていて、何をすべきなのかも彼は知っている。 何故なら、筆をとったのは彼自身なのだから。 五、…

はねz
3か月前

三、鑑賞者のバラード

狭い部屋の中、向かい合わせに座っている。折り曲げたお互いの膝が接触しそうだ。 二人きりになるのはいつ以来だろうか。この世界の時間の計り方なんて知らないのだけれど…

はねz
3か月前
2

気づいてしまう

振り向けない貴方は 前に進むことしか知らないような顔で その足を引き摺って歩いている きっと立ち止まってしまえば 気づいてしまう もう二度と あの星星が巡り合うこと…

はねz
3か月前

変わらないのだから

何も言わなくていい
結末は変わらないのだから
せめて少しだけ
あなたを恨ませてよ

いつか星が降ろうとも

星が私を見なくとも
その輝きはこの目に届き
こんな最低な世界を
きらきらさせてくれたから

星が願いを知らなくとも
その輝きは道を照らし
こんな最悪な世界を
生きていく術をくれたから

いつか星が降ろうとも
その輝きを忘れない
こんな最高な世界を
私に教えてくれたから

ずっと愛していける

大人になったような顔で
誰もが忘れてしまっても

無邪気なあの頃に
大好きだった世界を

ブリキ缶に閉じ込めて
冷たい土に埋めたりしない

澄み渡る空の蒼さも
寂しさを運ぶ秋の風も

涙を滲ませた熱さも
背中を押してくれた歌も

愛しいと思ったものを
私はまだまだ愛していける

変わらないことはできないよ
でも覚えているから

私はずっと手放さずに
生きていく

愛ではなかったとしても

貴方のためなら
星だって落としてみせるのに

何も望んでくれないから
私はただその背中を見ているだけ

せめて隣を歩けたのなら
せめて向かい合えたのなら

私は貴方の無防備な感情を
揺さぶることが出来たのかしら

それがたとえ
愛ではなかったとしても

あの眸が忘れられない。
あの光が、忘れられない。

星は、今もまだ輝いている。

ヒーローの背中

子供の頃憧れていたヒーローが居ないことを
大人の私は知っているけれど

子供の頃気づかなかったヒーローの痛みに
大人の私は気づいている

救われた世界の裏で
掬われなかった想いを

今の私ならちゃんと
一緒に泣いてあげられるから

シオン

何も言わずに去っていくくせに
遺された何もかもが
貴方を忘れさせてくれない

私の心は貴方のもの

今もまだあの声が
私を呼んでいる

今だけを生きる

過去のことは思い出せない
未来のことはわからない

想い出話は出来ない
来年の予定は決められない

私には今しかいらない
それじゃ駄目ですか?

宙の人へ

あの宙が誰かの見た夢なら
瞬く星は笑っているだろうか

光を手にいれたあの人が
寂しくないように

いつかこの夜の祈りが
遠い朝に届くように

私達は何度でも
声を上げて泣くのだ

必ず迎える寂しさ

この手放せない寂しさを
どうしたらいいの?
私、まだ貴方の未来を
想い描いていたいよ

この引き返せない寂しさを
どうしたらいいの?
昨日を逆さに辿ったとしても
もうただの過去に過ぎないなら

二度と貴方に会えないのと
同じことじゃない

だからまだ

貴方にとっての唯一の道が
本当にそれだけとは限らない

正しいはずの答えが
いつも何かを救うわけじゃない

必死の想いが
誰かを傷つけるかもしれない

だからまだ
選ぶには早いから

悪意の善

その心の底にある愛を
悪意に隠された優しさを
見逃さないように

何が正しいかより大切なことが
きっと何処かに在るから

0710

何処までも続く澄んだ青
瞳の先に広がる空

立ち上がる勇気を
何時までも待っている

私はそれを
正義の色と呼ぶ

五、退廃する絵画と死せる清廉に寄せて

きっと、それは描かれた通りの絵に過ぎない。
何が正しいのかを彼は知っていて、何をすべきなのかも彼は知っている。
何故なら、筆をとったのは彼自身なのだから。

五、退廃する絵画と死せる清廉に寄せて

煤けた床を彩った赤は、もはや彼が助からないことを突きつけてくる。無慈悲にも、静かに、終わりを告げてくる。

彼の描いた絵は美しかった。完成されていて、どこまでも冷えた鋭い秩序を持っていた。
その正

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三、鑑賞者のバラード

狭い部屋の中、向かい合わせに座っている。折り曲げたお互いの膝が接触しそうだ。
二人きりになるのはいつ以来だろうか。この世界の時間の計り方なんて知らないのだけれど、随分久しぶりに感じる。

三、鑑賞者のバラード

私を睨んでいた彼が漸く口を開いたのは、部屋に入ってから――私の感覚で――たっぷり十分経ってからだった。

「お前は多くを知っていた。俺のことも、この先のことも、何もかも……最初、初めて会っ

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気づいてしまう

振り向けない貴方は
前に進むことしか知らないような顔で
その足を引き摺って歩いている

きっと立ち止まってしまえば
気づいてしまう

もう二度と
あの星星が巡り合うことはない
もう二度と
同じ世界を見ることはできない