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あなたが幸せならば

体調変化


うーん、これは病院へ行くべきか


看護師をしていることもあって、時に病院へのハードルが高いと感じている。
机上は何となくわかっても、未知との遭遇である妊娠という経過は、自分だけではないからか、不安が多い。


時刻は朝の6時半。
すごい痛いわけでもない。
多分大丈夫だと思うけど、
でもいつもと違う。
そんな朝。


布団の中で色々と検索する。

んー。夜勤の看護師は何時なら暇なんだろう。
そんな気にしなくていいことを気にしている。
でも、自分が夜勤をしていた時代、病棟の特色的に電話対応はなかなか無かったにしても、
人が1人取られるって大変だったなと

よぎる。


体調はイマイチでもそれほどのきもちの余裕があった。

まぁ、とりあえず病院に電話しようと心に決め、電話すると忙しさを感じさせず応対してもらい、
病院へ来てほしい旨を伝えられた。
感謝を伝え、電話を切る。

案の定、それを伝えた夫は少し焦っている。

結果
色々検査して何もなかった。
あぁ、本当に良かったな。
やっぱりこれぐらいは大丈夫な範囲なんだな。と安堵。
色々検査されても原因は不明だし、なにも解決はしなかったが、心のソワソワは落ち着いた。

そして、今日もお腹の中は忙しそうに動いている。(病院に行く前は静かだったじゃないか、、!!)

あなたが生きていて、本当に良かった。
あなたが生まれてきて、
すこしでも幸せに出来るのであれば、
ただそれだけで、本当に幸せなことだ。



できれば、ドキドキしたタイミングにお腹を激しく蹴ってほしかったけれども。


今日この日に

そんなことがあった、今日は、
妊娠中の最後にパンダに会いにいこうと思っていた。(抽選なのでもう今日を逃したらもう会えない)

上野動物園の香香というパンダである。

一週間後、彼女は繁殖という名のパンダ界の繁栄のため、長旅に出る。もう日本には戻らないだろう。
それは、すべて人間のエゴだし、動物園に囲っているのも人間のエゴだ。


この産休のおかげで抽選は毎日させてもらえたし
幸いに今まで体調に何もなかったので、
週一で香香にだけ会いに行く日々を繰り返していた。

最後に会った香香は、気持ちよさそうに寝ていた。

私の会えた、最後の日

場所は違うが、和歌山の思い入れのあるパンダ三頭も同様の理由で中国へお引越し。

あなたが生きていて、幸せならば
私も幸せだ。
そして、いつかあなたが母になったのならば、
今日の日を思い出すだろう。

一週間でパンダたちも色々な世界が変わるのだ。
それは、私も同じ。
生まれたらあっという間に世界が変わるだろう。

残された時間を大切に過ごそう。
あ、このまま入院かも??と思った時に
よぎった、やり残したことを
出来るだけ早くやろう。
確定申告(医療費控除)を含めて。。

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