見出し画像

ネット販売とイベント販売の両立:アフターコロナ時代の作家活動戦略

コロナ前は、ネット販売とイベント販売がそれぞれ明確に分かれている印象がありました。多くの作家が両方を手掛けてはいたものの、成功している作家はどちらか一方に注力していることが多かったように思います。

しかし、コロナ禍によって人の流れが止まったことで、イベント販売に依存していた作家は活動を縮小せざるを得ませんでした。この影響から、BASEやminne、Creemaなどのオンライン販売プラットフォームが急成長し、バブルのような売り上げを記録しました。私のオンラインサロンでも、急遽ネット販売のノウハウを知りたいというイベント作家が押し寄せたのを覚えています。

アフターコロナ時代(今)に入ると、今度はネット販売が飽和状態となり、イベント作家がイベントに戻り始めました。さらに、ネット販売のみで活動していた作家も、コロナ禍のような売り上げ維持が難しくなり、新たにイベントに挑戦する動きが増えました。

ここまでは過去を振り返りましたが、ここからは「ネット販売とイベント販売の両立」に対する私の考えです。

ハンドメイド販売において、「売上を上げ、利益を出す」という基本行動が意識されていないケースが多いように感じます。もちろん、さまざまなシチュエーションやモチベーションで販売しているため一括りにはできませんが、ビジネスとして考えるなら、売上と利益は常に追求すべきポイントです。

私自身、コンサル業務を通じて、2025年からは以前のやり方に少し戻そうとかな考えています。以前は、ツイートやnoteなどの長文中心で表現しており、インスタやYouTube、音声配信も行っていませんでした。オンラインサロンも文字中心の運営でした。

戻そうと思った理由は、本当に伝えたいことがエンタメ化によりブレやすくなっているからです。特に、ネット販売で売上や利益を伸ばすには、ビジネスをきちんと学ぶ必要があります。しかし、「お勉強」は面白くないと感じる人も多く、一人で楽しめる人はすでに成功しています。そこで、エンタメ要素を取り入れて学びを提供する形をとっていましたが、結局「本質」を伝えることが一番重要だと再認識しました。

ここで話をネット販売とイベント販売の両立に戻します。私としては、イベント販売はエンタメ要素が強く、作家もお客さんも楽しめる空間で、作品購入と共に深い関係が生まれやすいものと感じています。だからこそ、イベント販売は現在バブルのように盛り上がっています。

一方、ネット販売にはエンタメ要素は少なく、地味な作業が多くなりがちです。パソコンに向き合う時間も長いですが、24時間販売が可能で、直接会えなくてもお客さんとコミュニケーションが取れます。また、理論上は売上の上限がないのも大きなメリットです。

両方の性質を理解し、単に「楽しいから」「お客さんが喜ぶから」といった理由だけで活動するのではなく、「売上を上げ、利益を出す」というビジネス的視点を持つべきだと感じています。その考えが、私の活動方針を以前の形に戻す決め手となりました。

まとめ
コロナ禍を機に、イベント販売中心の作家がネット販売に移行する一方、アフターコロナではネット販売の競争が激化し、イベント販売への回帰も見られています。今後、ネットとイベントの両立を図るには、どちらの特性を理解し、ビジネスとして「売上」と「利益」を意識することが必要です。エンタメ性に頼りすぎず、本質的な価値を重視した活動が求められるため、原点回帰の方針を考えています。

最後に

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。

「どの販売方法が自分に向いているのかわからない…」そんなお悩みありませんか?現在、LINEにてあなたにピッタリの販売方法が1分でわかるハンドメイド売り場診断をプレゼントしているので、ぜひ以下のバナーをクリックして、LINEのアカウントに登録してください。

LINEおともだち登録後、すぐに診断を始めることができます。





いいなと思ったら応援しよう!