私の好みってどんなの?? 自分の好みが分からない問題
こんにちは!凸凹作家のMIKKOです。
ハンドメイド作家としてたくさんのキーホルダーやヘアアクセを作っている私。
だけど、実は作品を作っているとき、しょっちゅう頭の中で聞こえてくる言葉があります。
それは
「あんたはセンスがない」
という母親の声。
もう連絡も取ってない親の声がリアルに聞こえてきてしまうのです。
何か新しいデザインやカラーに挑戦するたびに聞こえてくる声との戦いの日々😅
おそらく、インスタのキラキラした写真投稿を見てくださってる方々には、私がそんな苦悩を抱えながら作ってるなんて想像できないだろうな!
もちろん、私自身とてもカワイイと思ってウキウキで作っている(というか、ウキウキできない気分の時はあえてレジンやらないようにしてる)ので、どれもカワイイおすすめできる作品ではあります!!
だけど、チラッチラッと聞こえてくる悪魔の声に過去を思い出して動悸が激しくなったり、逆に親への当てつけにカワイイ作品を作っているのではないかと、自分の好みが分からなくなったり。
というのも、子どもの頃から外見があまりかわいくない私はカワイイものを身につけることを許されなかったんです。
そんな過去の暗い話を書くので、もし読んだらつらくなりそうって方はここでそっと閉じてくださいね。
似たような経験をされた方、自分が子どもにしているかもしれないと不安な方に読んでいただいて、少しでも癒やしや気付きになればと思っています。
買い物でかわいいものを見つけても、「こういうのは素がかわいい子じゃないと似合わない」と親に拒否され、それでも私が諦められないと「あんたはセンスが悪い」「あんたは頭がおかしい」などと罵倒されてしまう。
そんな日常だったので、
私服は紺色やグレーばかり(茶色を買ってもらえたとき、いつもと違う色を買ってもらえて喜んだ記憶がある)
遠足のリュックは黒一色の合皮のリュック(そんなの学校で一人だけ。みんなサンリオなどのかわいいリュック)
文具もかわいいものは許されず事務用品っぽいものばかり
学校で注文する裁縫セットもグレーに英字のおとなしい柄(注文書にあったそれ以外のセットは全てキャラクターものだった)
カラフルなスニーカーなども履いたことがなく黒や紺のシンプルな靴
給食袋やレッスンバッグは清楚なチェック柄か、母が「MIKKOにはこれ」と決めた母好みのキャラのベージュ系のおとなしい柄の布!(同じキャラでピンク系のグッズがたくさん売ってたけど、ピンク系は却下)
シンプルで清楚な服を着せることで、子どもらしさのない容姿にすることで、母親は世間からどう見られたかったんだろう。。。
とにかくきちんとした親だと見られることが最優先で、子どもの気持ちなんてこれっぽっちも分からない母親でした。
そんな状態のまま大きくなり、大学生になった途端に母の態度は急変。
大人になったら女性はキレイにしなければいけないという価値観を押し付けてきたのです。
靴はそれまでヒールを一切認めなかったのに、ヒール高"3cm"を強要してきて、なかなか靴が足に合わない私は靴選びに苦労することに。洋服もコンサバ系の服でないと怒られるので、スニーカーやラフな服装に憧れる学生時代でした。
そして、高校時代は一切禁止(自由な高校だったからクラスメイトはメイクしている子も多かった)だった化粧が解禁に!
というより、メイク用具一式を母の好みで揃えられ、外出時にはメイクを強要されるようになりました。
「MIKKOのすっぴんを見せるのは相手に失礼だ」
と笑われ、屈辱的な思いをしたのを今でも鮮明に覚えています。
そんな私はずっと醜形恐怖症のような症状で苦しんでいました。ここ数年、カウンセリングやグループセラピーに通って、だんだんと鏡を見るのが怖くなくなってきたり、自分の容姿をけなす発言も減ってきたり☺️
ようやく自分を認められるようになってきました!
と、どんどんセンスがないっていうテーマからズレてきてしまったような。。。
醜形恐怖を感じるきっかけになったような傷つき体験が小さい頃からもっとたくさんあるのですが、それはまたの機会に書こうかな。
自分のセンスや好みを批判され、容姿をけなされて育った結果、自分の好みすら分からなくなってしまうって本当に怖いことだなぁと感じています。
もう40代のMIKKOですが、まだ遅くない!!!
自分の好みを取り戻していくためにも、これからも自分の心が躍るようなハンドメイド作品を作っていきたいと思っています♡