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目標は数字で立てよう

ハンドメイドビジネス学校講師・中小企業診断士の小沼です。
今回は、普段相談業務でも多く聞かれる数字についてのお話をしたいと思います。苦手意識がある方も、ぜひ実績を書き留めるところから始めてみてくださいね。


数字目標の意義

管理栄養士の仕事でも、クライアントの体重や体脂肪、血液検査の数値を見て食事改善の成果を確認していました。日頃の生活習慣の実態は全て「数字」が物語っています。

そしてこれは、ビジネスの現場にも言えること。

お客様やスタッフの声も無論大切ですが、日々の製造、販売、宣伝活動の成果については、最終的に売上や利益額(率)を見て把握し、次のアクションを検討することになります。数字は、意思決定を決める大事な判断材料になるのです。

数字は、万人共通のもの。事実を多くの人たちと共有できるツールのひとつです。数字で目標を立てることで、自分自身を鼓舞するとともに、周囲からの協力も得やすくなります。

数字に強い人の傾向

ハンドメイド作家さんの中にも、しっかり数字で仕事を管理している方がいます。やはり、結果を出すスピードも速いです。いかなる結果であっても、「どうすればより良い結果を出せるか」という思考を持ち、常に前進されています。

人間の感覚は意外と曖昧なもので、できていると思っていたけれどそうでもなかった、又はその逆のこともあります。数字だけは、感覚で済ませることなく、電卓をたたいて書き出してみることをお勧めします。

どうしても数字を避けてしまう人は、例えば、一番使用頻度が高い材料など、何か項目をひとつだけ決めて、使用量、数を集計してみることも良いでしょう。

‘なんとなく’からの脱却

ものづくりが好きで、趣味として始めた方も多いかと思いますが、もし「販売してみたい」「本気で仕事にしてみたい」という気持ちがあるならば、少しだけ、あと一歩を踏み出してみて頂きたいです。

「変わりたい、成長したい」ならば、今まで‘なんとなく’やっていたことを、‘具体的に、目的をもって’やることです。

具体的に・・と言われた時に、最も分かりやすいのが数字目標を立てることです。

目標は、今の自分より少し上に設定し、厳しいな、難しいかもな・・くらいのほうが頑張れることもあります。達成できなかったとしても、その差はなんだろう?と考えてみることで、次の成長につながります。

マルシェやイベントに出る予定がある方は、スケジュールを立ててみることも良いですね。計画倒れになってしまうことがあってもあまり気にせず、また次にチャレンジをすれば良いだけのことです。

私も何度も挫折を繰り返し、七転び八起きの精神で今に至っていますよ(笑)

合同会社ロータステーブル 小沼梨沙

今回の内容については、こちらの音声配信でも紹介しています。
2023年12月25日放送