創業から6年目のスタートアップがMVVをリニューアルした話|ペイルド
こんにちは!ペイルド広報担当です。
本日、ペイルドは新コーポレートサイト・サービスサイトの公開とともに、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を刷新しました。
今回は、本プロジェクト始動の経緯と各MVVにおける想いをまとめたいと思います!
経緯
ペイルドは2017年8月の創業以降、2020年8月にクラウド型法人カードサービス「paild」を、今年3月にはクラウド請求書受け取り・支払いサービス「paild請求書払い」をローンチしてまいりました。
今年8月には創業から6年目となり、これら2つの新たなサービス展開による事業領域の拡大や組織規模の拡大など大きく変化した環境下においてこれまで以上にメンバー全体での共通認識を持ちながら、より「ペイルドらしい」カルチャーを醸成する必要があると考え、2022年10月頃からMVVプロジェクトを始動しました。
そして今日までMVVプロジェクトメンバーと経営陣を中心に、MVV策定のためのMTGを重ねながら、社外・社員全員へのアンケートや外部環境調査などを実施し、新MVVを決定しました。
ペイルドが考えるミッション・ビジョンの定義
ミッションについて
ミッション=私たちの存在目的だと考えています。
そして、ミッションとは、私たちの使命を示すもの、追い求め続けるもの、企業の存在意義であり、基本的には変わらないものとして定義しました。
ビジョンについて
ビジョン=存在目的にフィットした目標だと考えています。
私たちが思い描いている具体的な未来像、ミッションの方向性を明確にするもの、2〜3年の時間軸で目指す姿として定義しました。
ビジョンは会社のフェーズや社会の環境に応じて見直すものとします。
上記の棲み分けをもとに、ミッションとビジョンのセットで以下のようにペイルドを表現しました。
ミッション
私たちペイルドは、大前提として「世の中をより良くしていきたい」という想いが強くあります。そのためには、社会に大きなインパクトを与え、社会全体を引き上げていくことができる会社になりたい。
それがビジネスとしても収益につながると思っています。
そして上記を実現させていくために「金融」という世界を選びました。
金融サービスは、世の中に広くあまねくインパクトを与えられるものだと考えています。金融だからこそホリゾンタルに幅広く様々なお客さまと関わることができる面白さがあります。
そして、世の中をより良くしていくためには、私たちが従来の考え方やサービスではなし得なかった、新しい金融を切り拓いていくという気持ちを強く持っています。
そのような想いから、創業当時のものから変えることなく、そしてこれからも変わらない想いとして、ミッションとしました。
ビジョン
ビジョンには、ミッションに込められた想いに対する、具体的な目標を落とし込みました。
世の中は、法人の皆様がそれぞれの想いで仕組みを作り、事業を行うことで社会が成り立っています。
その世の中にある様々な法人に必要とされる価値を提供することで、間接的に広くあまねく私たちが社会を良くすることに貢献できると考えています。
常に目まぐるしく変化する現代において、あらゆる法人に必要な支出業務は、いまだに変化が緩やかで、非効率や不合理が多く残っています。
私たちは、法人のあらゆる支出業務に対して、新しい方法で最適化することで、課題を解消したいと考えています。
そして、法人のあらゆる支出業務をもっとシンプルに、最適化していくことで、 より働きやすく、より生産性の高い社会の実現を目指します。
バリュー
今回、新たに設定したペイルドのバリュー。
具体的にイメージしやすいこと、そして、飾らずペイルドらしい言葉であることをコンセプトに経営陣とプロジェクトオーナーである和田(社長室)を中心に決定しました。
バリューの一つ、「誠実である」は、あらゆるコト・ヒトに対しての土台であり基盤の考えである、という想いから「00」と表現しました。
全社員に向けたMVV発表の様子
そして、6月30日に新MVVを全社員に発表する場を設定。
本プロジェクト始動の経緯や目的、経営陣とプロジェクトメンバーへのインタビューなどを行いました。
一部インタビューのコメントをご紹介!
プロダクトメンバーより
プロジェクトに関わったことで感じたことは?
プロジェクトオーナー 和田(社長室):
もともと経理で経験もなく試行錯誤の日々だった。特にプロジェクトメンバーのには貴重な時間をもらっている中で、上手く前に進めることができずに反省反省の日々だったり、迷いが出て相談させてもらった方々に叱咤激励をもらったりしながらここまでやってきた。
プロジェクトの進め方も途中で変更するなど、MVV決定の直前まで代表の柳と夜な夜な議論させてもらったことも。
また、専門領域であるコーポレートの万代が入社後も最後までオーナーを担当させてもらい、たくさんの人にご協力いただいたおかげで、きれいでクールなものではないかもしれないが、とてもペイルドらしいものにできたかなと思っている。
山本(マーケティング):
メンバー同士でMVVを考案する中で、頭で感じているものを言語化すると同じものを見ているようで微妙な異なりがあるという気づきがあった。たとえば、「生産性」というワードは、どこまでの領域を指すものなのか、またなにを対象とするのかなどの違いがあったため、意見を出し合っていて興味深いポイントだった。
そういった言語化による微妙なニュアンスの違いはあるものの、アンケートやメンバーとの話をしていく中で、「誠実でありたい」などという共通ワードも多く、大きな部分では全員同じ方向を向いているということを知ることができた貴重な体験になったと思う。
バリューについても、「やっていけ」など(ある意味)ぶっ飛んだワードを選定するオリジナリティさも良いなと感じている。
指田(エンジニア):
本プロジェクトでは唯一のエンジニアメンバーであるという観点を意識しながら取り組んだ。
私たちエンジニアは「プロダクト愛」というキーワードを大切にしている。そのため、ほかの職種とエンジニアで考える思考は異なる部分もあるなというのを改めて実感しつつ、エンジニアとして大事にしたい要素も入れ込みながらプロジェクトに参画した。
今後、運用に関わってくるので、プロダクト開発メンバーに浸透していくことができるよう動いていきたい。
MVVを浸透させていくために、今後取り組んでみたいことは?
神戸(コーポレート):
採用担当として、今後は入口から浸透させるために、採用選考時からMVVを発信していきたい。そして本選考が進む中で、バリューに基づいた質問を設けることで双方にとってよりミスマッチを無くしていくことができると考えている。
また社内浸透のためには、今後はグッズ(Slackのスタンプなど)や全体定例や社内勉強会などMVVを共通認識できる場や仕組みを作っていきたい。
役員メンバーより
思い入れが強いバリューは?
柳(代表取締役社長兼CEO):
これまでも継続してきたという観点も含めて「誠実である」に一番思い入れがある。
また、全てのバリューにおいてわかりやすい言葉に置き換えて、覚えやすく、伝わりやすくするということに工夫をした点にも思い入れを感じている。特に「ハンドルを握れ」は4つのバリューの中で最もワード選びに苦労した。候補には当事者意識を持つ、というものもあったが、それは全員持っているなという違和感があったし、もう一歩前進させた表現にしたいと考えた中で、車に乗っているのか、ハンドルを握っているのかの違いが重要ではないかという意見からこのバリューが生まれた。
また、「変えていく勇気」はペイルドメンバーに常に意識してほしいバリューとして設定した。事業組織規模ともに変革期となる今だからこそ必要なワードと考えている。
森(執行役員CTO):
「ハンドルを握れ」。組織規模が大きくなり、プロダクトも増えていく中で、今後はよりメンバー一人一人が自走して活動する必要性を感じている。そのためには自らハンドルを握れることが重要なので、開発もそのほかのメンバーも意識してほしいバリューと考えている。
もちろん、ほかのバリューが気に入っていないということではなく(笑)「やっていけ」はすでに社内の色々な場面で飛び交っているワードであるし、今回設定したすべてのバリューにおいてみんなが使いやすく、わかりやすいと感じてくれているので満足している。
木戸秋(取締役COO):
森と同様、「ハンドルを握れ」はいいワードだなと感じている。これまでの経験から企業には短期的に結果を出せるか、または長期的に結果を出せるかなどそれぞれ強い組織、弱い組織というものがあると考えている。そして強い組織は、メンバーそれぞれがボトムアップしようとする意識があると思っている。
そのような想いをハンドルを握れ、というワードはわかりやすく的確に言語化できたなと感じたし、経営陣もメンバーもそれぞれの視点で自らハンドルを握りつつ、周りも巻き込みながら行動していきたい。
また、バリュー含め今回のMVVは作って終わりではなく、いかに浸透させていくことができるかが重要なので、日々の業務で積極的に活用してければと思う。
今後取り組んでいきたいことは?
柳:
自分が実行できなければ意味がないため、まずは自分自身がこの軸で行動できるようになりたい。
森:
バリューに限らず、こういった概念的なものは自己合理のためや減点のための道具などといったネガティブな使い方をするとよくないと考えている。
バリューの一つである「誠実である」を土台に持ちながら、ポジティブに活用してほしいし、私自身も率先してポジティブに浸透していくことができるように取り組んでいきたい。
木戸秋:
MVVは会社としてのメッセージでもある。今後は各メッセージに対してメンバーそれぞれがどのようなアクションが必要かを考えもらいつつ、経営陣側はそれらのアクションをサポートしマネジメントすることができるようにしていきたい。
※写真追加※
デザイナーの花岡さんによる新MVV・コーポレートサイト完成記念のオリジナル壁紙が爆誕!
新MVVによって今後ペイルドが目指す姿
ペイルドは新たなMVVによって事業・組織拡大にも耐えうる共通認識をもち、より良い組織となることを目指します。
そして提供する金融サービスを通じて、さらに「世の中をより良くしていく」ためにアップグレードし続けてまいります。
最後に・・・
ペイルドでは、一緒に働く仲間を大募集中です!
クラウド型法人カード「paild」のほか新リリースの「paild請求書払い」サービス含め、法人領域におけるあらゆる支出管理をスムーズにするためのサービスを新たなMVVを掲げながら一緒に創っていきましょう!
興味をお持ちいただけましたらいつでもお気軽にご連絡ください!