【読書記録】ノンタンのたんじょうび
大友康匠・幸子『ノンタンのたんじょうび』
奥様の実家で懐かしの絵本を発見しました。
1980年12月が第1刷なので、かれこれ40年前の作品です。
くまさんやぶたさんたちがノンタンを喜ばせようと、サプライズの誕生日パーティを準備して…
という内容なのですが、子どもに読み聞かせをしていると、面白いページに行き着きました。
「くまさんのどてかぼちゃ!」「ぶたさんのとうへんぼくっ!」「たぬきさんのおたんこなすっ!」「うさぎさんのへちゃむくれっ!」
みんなにのけものにされたノンタンが泣きながら捨て台詞。最近の絵本ではまず見ないような罵詈雑言を連発。
「死ね」とか「ウザイ」とか銃で撃つようなきつい悪口ではなく、落ち葉や砂を摑んで投げつけるような風情のある?悪口という感じ。
絵本の印象に引きずられているだけかもしれませんが。
土手南瓜=役立たず、半端者。
→土手で自生する小さくて痩せて美味しくない「南瓜」。
唐変木=気のきかない人、偏屈な人。
→遣唐使が持ち帰った変な木から?唐の変わった木偶人形から?
おたんこなす=間抜けな人、のろまな人。
→おたんこなすは「炭鉱の茄子」の略で、灰をかぶった炭鉱エリアの茄子は売り物にならないことから?
へちゃむくれ=役に立たぬ者、意気地なし。
→曲がって水筒に加工できない無駄な「へちま」?
「アチャラカモクレン、ドテカボチャノトウヘンボクノオタンコナスノヘチャムクレ、テケレッツノパァ!」※3回繰り返す
(呪文が分からない人は落語「死神」をご覧ください。)
なんかこんな風に全力で叫んだら、怒りも収まって笑っちゃいそう。新しいアンガーマネジメント方法としていかがでしょう笑
安井直人
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