ハンドボーラーの僕が、初めてBMWスタジアム平塚に行った話
このnoteはJリーグ開幕戦を観戦するために、初めてShonan BMWスタジアム平塚へ行ってから帰るまでの感想をつらつらと書いたものです。
まだ行ったことのない方にはこれからの参考に、サポーターの方には「初心者はこんなこと思ってるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
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カスタマージャーニー第二弾は、Jリーグ開幕戦を観に行ってきました。
前回記事⏬
湘南ベルマーレ vs コンサドーレ札幌。
どちらも生で試合観戦するのは初めてのチームでした。
試合は武富選手の2ゴールで2-0、湘南の勝利。
スコアだけではわからない、興奮や発見、工夫がたくさんありました。
それでは、書いていきます。
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きっかけ
数あるチームの中から、なぜBMWスタジアムへ行こうと思ったかというと、ある選手がベルマーレにいるからです。
No.4 坂 圭祐選手
僕と名字が同じ、ということは…。
【写真:湘南ベルマーレ公式ホームページより】http://www.bellmare.co.jp/player2019/2019_4
赤の他人です(笑)。
でも同じ順天堂大学の同期で、学籍番号が隣でした。
僕は「じゃないほうの坂」として、彼の影に身を潜めていました(笑)。
真面目でいいやつです。
ということで、せっかくなら友達がいるチームを観ようと思って、平塚に行くことに決めました。
ただ、平塚には初めて行くし、Jリーグ観戦自体も3~4年振りです。
そんなほぼ初心者状態の僕でしたが、行ってから帰るまでずっと楽しい時間を過ごすことができました。
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チケット購入~スタジアム到着
早速Jリーグ公式アプリのチケットページへ飛んで、購入することに。
選んだのはメインスタンド自由席。
ポチポチ進んでいって、クレジットカードの情報を入力して、ものの3分で購入できました。
めちゃくちゃ簡単じゃん…。しかもチケットレス!
3年前はコンビニチケットだった気がする。
コンビニで買ったりするのは意外とめんどくさいので、特に初心者さんには購入作業の壁を薄くすることはとても大切だと思います。
早くハンドボールもそうなってほしいな~。
ちなみにベルマーレのホームページに行くと、こんな感じ。
画面をスクロールしなくても、すぐにチケット購入リンクがありました。
こういうとこ、大事。
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いざ当日。
僕が住む千葉県から平塚まで約2時間。
ぷちアウェイ観戦の気分でした(笑)。
長い電車移動の中で何をしていたかというと、DAZNのyoutubeチャンネルをずーーっと見てました。
Jリーグとのコラボ企画がたくさんあって、「ふふっ」とする動画です。
家から会場までの時間ってとても大切だと思っていて、ここで期待感やワクワクも持ってもらうと、もっと試合が楽しくなりますよね。
そういう点で、youtubeなどのコンテンツが充実しているJリーグは魅力的だと思います。
そんなこんなであっという間に最寄り駅の平塚駅に到着して、電車を降りました。
「あれ、ベルマーレ感がない…」
電車から降りる瞬間が「よっしゃ行くぞ!」と僕は感じるので、駅のホームにポスターやペイントがあるといいな~と思いました。
でも、改札を出て北口の階段を降りると、
床面広告や、
ボードやペイントバス、
自販機など、「この街にはベルマーレがある」ということが感じられます。
Jリーグのクラブがある街には当たり前かもしれませんが、地域共生のクラブを作ることは凄く大変で、ハンドボーラーとしては羨ましく思います。
こういう街があることに、幸せを感じなきゃいけないのかもしれませんね。
駅からバスが出ていましたが、探険がてら歩くことにしました。
すぐそこに商店街があったり、おいしそうな定食屋さんとかがチラホラありました。
せっかく賑わいのある街なのだから、公式ホームページとかに「ベルマーレおすすめのお店のガイドブック」みたいなものがあれば面白そうだな~と思いました。
スタジアムに近づくにつれて、チームフラッグやプレーヤーフラッグが増えてきました。
※プレーヤーフラッグ撮るの忘れました…。
駅から徒歩30分と立地は良くないですが、この30分でお客さんをワクワクさせることができれば、立地の悪さ=長所にすることができますね。
いいな~と思ったのは、この横断幕。
遠い札幌から来たサポーターの方々も、写真を撮っていました。
対戦相手がいてこその試合ですからね。
スタジアムの外ではサッカー仲間です。
こういうのは心がほっこりします。
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到着~キックオフ
スタジアムの平塚総合公園に到着。
芝生の広場では、ユニフォームを着た子どもたちがボールを蹴っていました。
サッカーを「する」、「観る」が一緒にできる場所って素敵ですよね。
広場の横では、キッチンカースタイルのスタジアムグルメの数々。
めちゃめちゃ種類ありますね!
どれを食べようか迷いましたが、鎌倉ローストビーフ丼をチョイス。美味でした。
釜で焼いてるピザが有名らしいので、今度はそれを食べたいと思います。
あと、湘南ビールなるものがあったのですが、友達といたので今回はお預け…。
スタグルについては、何がどこにあるのかを事前に知れたらいいな~と感じました。
奥へ進むと、サポーターズクラブやグッズ、イベントなど様々なブースがあったり、子どもが遊べるスライダーがありました。
スタジアムを含めた一帯が、テーマパークのようになっていて面白いな~と思いました。
子どもが「行きたい!」と言えば大人も行かざるを得ませんからね(笑)。
周りの人も、子どもから大人まで笑顔が多かったです。
スタグルの皿とか箸を捨てるエコステーションもしっかりあります。
こういう細かいところも大事ですよね。
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そして、中央ゲートからスタジアムの中へ。
QRコードをピッとやって簡単入場。快適です。
最初からホーム側に行こうと思いましたが、せっかくなので最初はアウェイの札幌側に座ることに。
僕の子どものころの憧れ、小野伸二選手や福森選手らがスタンドに近いところでテニスボールでリフティングしていました。
その時点でテンション上がりました…!
開幕戦なだけあって札幌サポーターも大勢訪れていて、ゴール裏は凄い熱気でした。
アップが始まると、選手のコールも始まって迫力がひしひしと伝わってきました。
また、腫瘍の治療に専念している横山選手にも、コールと横断幕が掲げられていました。
アップが終わると、キックオフセレモニーに。
街の市長さん達が子どもたちにパスするのですが、子どもたちがめちゃめちゃ寒そうでした…。
そこの配慮はしてあげてほしいです。
そして、いよいよ選手紹介。
カッコいいムービーと選手の異名に特徴があって、ずっと見てられます。
スタジアムDJが名字をコールして、サポーターが名前をレスポンスするんですけど、めちゃめちゃ迫力あるし、カッコいいですね!
というか、DJの人上手すぎないですか…?
すごく聞きやすいし、声のトーンとかタイミングとか。
初めて来た僕でも声出しちゃうくらい、素晴らしいDJさんだと思いました。
あと、やっぱり大型ビジョンがあるっていいですよね。
視覚で情報を伝えられるし、シュートシーンのリプレイを流すこともできます。
スタジアムではだいぶ普及してきましたが、アリーナはあまり見かけないので、スクリーンとかでもいいから付けてほしいなぁ…。
そして、開幕のために作られたと思われるムービーとともに選手が入場して、スタジアムの雰囲気は最高潮に。
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キックオフ~試合終了
試合開始と同時にサポーターの応援もアクセル全開!
個々のチャントや時折混じるブーイングがいい感じのBGMになります。
陸上トラックがあってピッチと距離があるのは寂しいですが、BMWスタジアムの芝ってすごくキレイですね。
ベルマーレの緑と青のユニフォームとマッチしていて、ずっと見ていてられるような美しさがありました。
また、ピッチ脇に「暴れん坊シート」という席がありました。
あんな近くで観れたら、選手や監督の声も聞けていいだろうな~羨ましながら試合を観ていました。
※バックスタンド側にもあります。
試合は札幌がボールを保持して、湘南がカウンターを狙う展開。
湘南は失点ギリギリの場面を何度も作られますが、なんとか外に掻き出していく。
その度に悲鳴と歓声がスタンドからあがって、そっちも面白かったです(笑)。
「ジェイ強い!」「チャナティップきゅんきゅん!」「今のファール!?」など、ついつい出ちゃう他のお客さんの声を聞くことができるのも、生観戦の楽しみですよね。
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スコアレスで前半を終え、ハーフタイムへ。
どこのスタジアムも同じだと思いますが、「トイレ激混み問題」。
ここでネガティブな気持ちを持ってしまうお客さんは多いと思うので、数を増やすか並んでいる時間を退屈させないようにするのか、工夫は必要ですよね。
人の列を整理するスタッフさんの頑張りが印象的でした。
BMWスタジアムは外にスタグルがあるのもあって、再入場が可能でした。
これによって人を分散させることができているので、混んではいましたが、それほどストレスを感じることはありませんでした。
ピッチではベルマーレ所属のeスポーツ選手の紹介とインタビューが行われていました。
【写真:湘南ベルマーレ公式ホームページ】
http://www.bellmare.co.jp/211224
ハーフタイムとしての盛り上がりには少し欠けていたかな…。
大型ビジョンがあるので、実際にeスポーツで対戦してほしかったです(笑)。
ベルマーレってサッカー以外にもフットサルやトライアスロンなどいろんなチームを持ってますよね。
それぞれの活動で、街を盛り上げようとしている感じが伝わってきました。
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勝負を決める45分がスタート。
湘南は前からのプレスがはまって、カウンターやサイドアタックの回数が増えていきました。
たしか65分くらい。
湘南No.24大橋選手のドリブル突破を手で妨害して、札幌の選手にイエローカードが提示されました。
選手もサポーターもヒートアップしていましたが、一番燃えていたのは曹監督。激おこでしたね(笑)
スタンドまで声が響いていました(笑)
そんな雰囲気を肌で感じられることが、生観戦の醍醐味。
そろそろ点が入りそうだな~と思い始めたとき、ゴール裏から聞き覚えのあるメロディが…。
ラピュタ!
一体感があってめちゃめちゃカッコいい!!
この応援に後押しされるように、武富選手がゴールを決めボルテージは最高潮に!
DJはコール&レスポンスでファンを煽り、お祭り騒ぎです。
面白いことに、スタジアムのボルテージが上がると今まで声を出していなかったお客さんがチャントを歌ったり、手拍子したりするんですよね。
熱量がどんどん伝染していくように。
ここを突き詰めれば、最高の雰囲気が創れる気がします。
そして終了間際にまたも武富選手が押し込み、試合を決めて終了の笛。
サポーターたちはタオルを振り回して「we love 湘南」コール!
これもメロディを知っているから初めてでもノリやすい!
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試合終了~帰宅
選手はファンにお礼の挨拶をするため、スタジアムを一周します。
スタンドの側まで来てくれるので、表情や会話も聞こえます。
マンオブザマッチに選ばれた武富選手はインタビューに。
DJがコール&レスポンスで締めて、最後までスタンドを沸かせます。
選手がスタジアムを一周するのに時間がかかるので、お客さんを退屈させないようにこのタイミングなのかな~と思いました。あとTV放送のためか。
DJがインタビューで遅れた武富選手を煽りながら、ゴール裏での勝利のダンス!
テレビでしか見たことがなかったので、生での迫力や一体感を味わうことができて、最高でした!
ラインダンスを見届けて、スタジアムを後にすることに。
外に出ても、スタジアムのBGMが聞こえてくるっていいな~と思います。
興奮した試合の余韻を感じることができるので。
駅までの帰路も同じで、どれだけ余韻を残せるかで、「また行きたいな」と思ってもらえるかがだいぶ違う気がします。
そういう点でも、フラッグやポスターは大事ですよね。
帰りの電車では、youtubeで湘南のチャントを調べて聴いていました。
ラピュタはヘビロテです(笑)。
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こんな感じで、初めてBMWスタジアムに行って思ったこと、そして湘南ベルマーレの試合を観戦しての感想を書いてみました。
「湘南スタイル」の試合だけでなく、ピッチ外の取り組みがたくさんあってサポーターも温かく、何より地域と共に生きている感じが凄く好きになりました。
昨日から僕は湘南サポーターです!
4月のジュビロ磐田戦に行くことも決まったので、またお邪魔したいと思います。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。
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