開催報告:HICity夏スクール2024 満員御礼!羽田寄席編
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)では、2024年8月の夏休み期間中に、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けた、さまざまなイベントを無料で開催しました。
イベントの目的
近接する羽田空港のことを知って頂くことと、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ:以下、HICity)で、先端技術や文化に触れて頂くこと。さまざまなイベントを通して、新しい発見や出会いをして頂ければと思い企画を立てました。
「羽田空港を知ること」をテーマにしたイベントは、「羽田空港見学バスツアー」と、飛行機を大迫力で見られる「クルーズツアー」、羽田空港を利用している航空会社に協力頂いての仕事体験や仕事紹介、整備工場見学。そして羽田空港第3ターミナル見学です。
この2つの企画を掛け合わせたツアーを行っています。
満員御礼!羽田寄席
「羽田寄席」という名前の通り、演芸場で行われている寄席のように、さまざまな演芸をお子さんにも楽しんで頂きたい、と企画しています。
寄席は、落語だけではなく、傘回しなどの太神楽や奇術(手品)、紙切りなどなど、いろいろな演芸が楽しめます。私たちが開催した「羽田寄席」は、前回と同様に落語と太神楽を開催。普段はなかなか見ることができない演芸を間近で楽しんで頂きました。
前回の様子も、こちらからご覧いただけます。
また今回は、より寄席らしい体験ができるように、三味線の方にお越し頂き、演奏をしてくれました。江戸情緒を感じられる、ぐるなびフードホールワイで、羽田寄席スタートです。
まずは、前座の入船亭辰ぢろさんが、落語を披露してくださいました。
ちなみに、入船亭辰ぢろさんは、11月1日に二ツ目に昇進されて、入船亭扇兆さんになりました!
太神楽のすごい迫力
続いては、丸一小助・小時さんの太神楽です。
バランス芸の「立て物」。
顎の上に、板やお椀を乗せていく様子は、見ているとハラハラしてしまいます。板についている綺麗な総が揺れると、こちらもドキドキ。
どんどん積み上がる、板とお茶碗にみなさん拍手喝采です。糸の上を通してみせてくれました。
「傘回し」も披露してくださいました。
傘の上で、勢い良く回るボール。四角い升も、面白いように回ります。
あまりにもスムーズに回るから、簡単そうに見えるかもしれませんが、やっぱりそれは丸一小助・小時さんがプロだからこそ、成せる技です
「傘回し」を体験させてもらいました。丸一小助・小時さんが上手にサポートしてくださり、初めてでも上手にできました!
バチのようなものをお互いに投げ合う「投げ物」。
だんだんスピードが速くなり、そして投げるバチの数も増えていきます!それでも、涼しい顔をして、バチを投げ合う二人がすごい!
太神楽を行う時に、今回は三味線の演奏が入りました。三味線の演奏を耳にしたり、太神楽を目にすることも、普段はなかなか無いかと思います。和の音を耳にしたり、出演者を目の前で見たりと、聴覚や視覚を刺激する経験ができました。
三味線の演奏は、林ふみさん。寄席でも演奏をされている方です。
いよいよ真打登場です!
最後は、林家はな平さんの落語です。小学校低学年でも楽しめるようなお話をしてくださいます。林家はな平さんは、大田区在住の真打の落語家です。
落語を聞いて、お子さんも大笑いをしていました。
この日、参加頂いた保護者の方からは、
などのお声を頂きました。
はな平さんからは、落語でのお蕎麦の食べ方も教えてもらいました。
お蕎麦の長さは、お箸を持った手をどの位置に置くか?で決まってきます。
お箸を持った手を頭よりも高く上げてみると、とてもとても長い蕎麦を食べているように見えます。
想像力を働かせながら、見ている人にはどんな風に見えるのかな?と、みなさん自然と考えながらやっていました。
羽田寄席は、大盛況で幕を閉じました。ぐるなびフードホールワイを会場にしましたので、出演者の皆さんの着物姿が良く映えましたし、お子さんたちも落語の世界にも入りやすかったのではないかなと思いました。
林家はな平さんの落語をもっと聞いてみたい方は、公式ウェブサイトから出演情報をチェックしてみてください。
入船亭扇兆さんの落語を楽しんでみたい方は、こちら。
丸一小助・小時さんの太神楽を楽しみたい方は、こちらからご確認ください。
来年度も開催予定です!
来年度もHICityでは、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けたイベントを企画しております。詳しい内容や募集に関するお知らせは、改めてご案内しますので、ご期待ください。
※昨年度とまったく同じ内容で開催できるという保証はございませんこと、あらかじめご了承ください。
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