作り手は全国で数名のみの希少品種 夏季限定茶「こみなみ」
<本記事は2024年5月に内容更新しました>
〈作り手について〉
「こみなみ」の作り手は、静岡県島田市で茶業を営む河島司氏。
東京繁田園とは先代からお取引が継続し、約30年。
今年、産地に伺った際にも「良いお茶ができましたよ!」と大変嬉しそうにおっしゃっていました。
〈モノづくりについて〉
「品種特性」と「根強いファン」を持つお茶なのですが、「こみなみ」の栽培者は今では全国で3名のみ(河島氏談)。
なぜここまで「こみなみ」の栽培者が少ないのかと言えば、樹勢が弱く、その栽培が困難であるためです。さらに、摘採効率も悪い。
また、河島氏の「こみなみ」は「みる芽摘み」という、若く柔らかい芽を丁寧に摘みとる摘採方法を採用しています。
手間がかかるわりに、量が採れない。病気になるリスクも高い。そんな難しさのある品種ですが、
「美味しいお茶を届けたい」
そんな生産者の強い想いで、「こみなみ」の生産は続けられています。
河島氏のお茶づくりへのこだわり。
それは一言で言えば、自然への配慮。
自園の茶畑16箇所すべてで土質検査をおこない、その特性にあわせた肥料を1か月ごとに必要な分だけ、品目と量をきめ細かく調整して与えます。
必要以上の肥料は使用せず、茶葉に備わった本来の力を引き出す。
これが長く健康な土づくりにつながり、自然との共存になります。
希少品種のお茶づくりは、地道で丁寧な土づくりがその土台にあるからこそ、為せるものなのかもしれません。
〈商品について〉
シングルオリジン「こみなみ」の最大の特徴は、さわやかな香りと、そして鮮やかな緑の水色(すいしょく)にあります。
その茶葉はきめ細かく、冷たい水からでも香りと味わいを抽出しやすいため、「水出し煎茶」をお楽しみいただくのにおすすめの商品です。
また、お湯で淹れた「こみなみ」を氷で急冷していただくアイスティースタイルでは、そのさっぱりとした風味と鮮やかな水色を存分にお楽しみいただけます。
家族や従業員の方、それぞれにお茶の好みがあるのですが、店主の母は河島氏の「こみなみ」の大ファンです。
毎年夏になると、実家の冷蔵庫には「こみなみ」の水出しボトルが常備されます。
また、この時期になると「こみなみ」ファンのお客様がご来店され、5月頃から「こみなみの販売はまだですか?」とお問い合わせが。
ファンの皆様に支えられ、毎年8月中には完売御礼となります。
また、煎茶は水出しにしていただくことで、「エピロガテキン」という種類のカテキンの抽出割合が増えるのですが、エピロガテキンには、体内に侵入してきたウイルスや細菌などから体を守る粘膜免疫系の働きをよくする効果がある、ということが各研究機関で確認されています。
体調が不安定になりがちな真夏の健康管理にも、ぴったりな商品です。
〈販売ページのご案内〉
2ヶ月ごとに30g×2種類の日本茶が届く、繁田園の定期便「季節のお茶便り」6月回にて、と「こみなみ」(30g)と「玉露かりがね」(30g)をお届けします。
送料無料・ポスト投函でお届け、1年間の全6回コースと半年間の全3回コースの2種類をご用意しております。
単品販売はこちら。和紙のパッケージには高級感があり、ちょっとした夏の贈り物にもぴったりです。
ご家庭でたくさん「こみなみ」を楽しみたい方には、大容量&簡易パッケージの180g版がおすすめ。便利な計量スプーンがつきます。
〈淹れ方&楽しみ方〉
以下の順番で〈おすすめの淹れ方〉を記載しています
ひと手間と少しの時間がかかる水出し煎茶ですが、ペットボトル緑茶とは全く異なる味わいをお楽しみいただけます。(そして、実は500mlあたり約100円と、お値段も意外にリーズナブル)
ボトルの水出しには、フィルターインボトルが便利です。