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失くしもの

お立ち寄りいただき
ありがとうございます。

昨日、失くしものをしてしまいました。

片方のピアス。

昨日、帰宅し着替え終えたら。
床にキャッチが落ちていて。
本体が見当たらない。
着替えをしたときかも、と
着ていた洋服を確認してもなくて
心当たりある場所を確認してもなくて。
探してもないのなら
仕方ない、と思うしかなかった。
ここ最近キャッチの具合が甘いな、と
感じていたにも関わらず
その状態を放置してしまったのがいけなかった。
直す工具を持っているから
気付いた時に直しておけば
失くしてしまうことなんてなかった、と後悔。

普段失くしものをした時は
何か自分の身代わりになってくれたと
思えている。
これまでも。
片方のピアスを失くしたことがあるけれど
今回ほどまで後悔したことがない。
なぜここまで後悔してしまうのか
自分でも理由が明らかに理解できた。

今回失くしたピアスは
ハートのデザインのピアスだったから。

先月。
初めて。
ハートのデザインのピアスを自分で買い
身につけた。

ピアスに限らず
これまで自分が身につけるもので
ハートのデザインを選んだことなんて
一度たりともなかった。
ハートのデザインなんて
目にも入らなかった。

敢えて。
避けてきたのかもしれない。

立ち寄ったお店でピアスを見ていた時。
ハートのピアスに目がとまった。
これまでハートのデザインを
身につけたことがないから
自分が身につけるということに
少し抵抗があった。

店内を回りながら
自分の心に何度も問いかけた。

お立ち寄りいただいたあなたは
私がピアスひとつで
そんなに迷うのは、おかしいでしょ、と
お思いになるかもしれません。

通常、
私のお買い物パターンはいつも即決が多く
ほぼ迷うことがありません。
迷う時というのは。
買うタイミングでない、からです。
高価なものでも
その時の自分に必要なものであれば
買い求めますし
その後の後悔はありあません。

今回のハートのピアスは
お値段でいえば
正直なところ安価なお品です。
ただ。
私には値段での判断ではなく
これまで身につけたことのない
"ハートのデザイン"
それを自分が身につける、というところの
抵抗感です。

おそらく。
これまでハートのデザインのものを
頑なに避けてきたのでしょう。

でも、このタイミングで
ハートのデザインのピアスが目に入り
可愛い、と思っている私がいました。
それを自分で認めてあげないと、と感じた。
初めて。
ハートのデザインのものを買いました。

帰宅してから
初めて身につけた時の感覚は
少しの恥ずかしさと照れが
込み上げてくるものでした。

以来、毎日身につけていたピアスです。
仕事に支障ない小振りのもの。

それを。
失くしてしまった。

その経緯を踏まえて
今回失くしてしまったことに
身代わりになってくれたとは思えなかった。

失くしてしまい
探しても見当たらない。

自分の”モノ”に対する扱いや愛着。
もっと大切にしようと
改めて知らせてくれた出来事でした。

今朝。
別のピアスをして出勤。

すると。
私のデスクに。
失くしたはずの片方のピアスが
そっとペーパーの上に置いてありました。

奇跡です。

家で失くしたと思っていたピアスは
職場で失くしていました。

しかもキャッチは
職場から家までの移動、
よく落ちずにいてくれたと思います。

拾っていただいたと思われる
周りの方にお礼を伝えてみたところ
私じゃない、と。

結局。
どなたか分かりません。

どなたかが見つけ拾い
私のデスクに置いてくださいました。
そのままデスクに置くのではなく
ペーパーの上にそっと。

すごく嬉しかった。
その方の優しさに感謝です。
ありがとうございます。

初めて身につけた
ハートのデザインのピアス。
奇跡的に私の元に帰ってきました。

キャッチの甘くなっていた箇所を
工具で直し外れないように調整。
身につけても外れないことも確認。

また明日から
私が初めて身につけた
ハートのデザインのピアスと共に
時間を刻んでいきます。

ハートのデザインを
身につけられるようになったのは。

彼への愛を認め
彼からの愛を受容れられたことが
一番の大きな理由です。

彼を愛していると自覚をしていても
彼からの一途で強い愛を受けとることが
ずっと怖かった。

様々なことを経て
私は彼への愛を認めることができ
彼からの愛のすべてを
受容れられるようになりました。

その証を
毎日感じています。

離れていても
彼からのエネルギーを日々感じます。

以前の比ではなく
より強く繋がっていることを
意識せずとも
心や身体が感じています。

最近は一日中。
彼のエネルギーが流れくる振動を
心音であったり
下腹部であったり
唇であったり
腕であったり
身体のいたるところに感じます。

彼とのエネルギーの境界がない。

そう感じているのは。
きっと私だけではないと思っています。
彼もまた同じように感じているのでしょう。

彼と共に経てきた時間。

その時間すべて
私が自分を生きてきた証の時間でもあり
愛おしい時間です。



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