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2025.1.23 SPECIALな学校をつくろうWS

神奈川県にある、中井町立井ノ口小学校の5.6年生と絵本で人権ワークショップ『Specialな学校をつくろう』


多様性、他者理解をテーマにということで、オリジナルプログラムで行いました。

まずは絵本への招待状から始まって、「ヒミツのおにぎりクラブ」カードで、自分の中のSPECIALを探してみるようなワーク。SPECIALって、見方を変えるとマイノリティにもなります。逆に、弱点だと思っていたことを、強みに転じることもできるのです。見事にSPECIALおにぎりを作ることが出来ました。

みんなとっても興味を持って聞いてくれて、ワークシートもなかなかに面白かったです。おにぎり1個で、自分たちが他の人とは違うSPECIALだってことがわかるなんて面白いよね。

後半は、それぞれが考える理想のSPECIALな学校づくり。
スタバがほしい、ヨギボーほしい、円卓だよね、ニワトリを教室に入れたい、個室がいい、戦闘力が上がる授業をしてほしい、マンツーマンがいい…
みんなそれぞれの理想形があります。
教師や生徒の人数、この学校で学べることなど、様々に具体的に考えます。
楽しくて、全然書き終わらない(笑)

最後の方で、また絵本を読んで、ちょっとお話をします。
私は特別支援学校から来ました。そこは、こういう児童生徒が通っています。インクルーシブが実現し、その子たちが一緒に学ぶことになったら、あなたの理想の教室は、ちゃんと理想を保てますか?
そう、世の中には色々な人がいるのです。
多様性があるのは、今更言わなくても当たり前のことでしょう。
『みんなちがってみんないい』と、ただ言うだけじゃなく、どんな違いがあって、どんなことがいいのか。あの子はどんな気持ちなのか、考え方なのか、想像して、知ることで、みんなが快適な、我慢しなくていい教室が作れるのではないかなと問いかけを残し、授業を終えました。

6年生と給食を一緒に食べました。牛乳が『金太郎牛乳』だったのが 足柄らしい!昼休みの百人一首大会も見学。1年生も参加していることに驚きでした。

先生方からのコメント
・真剣に取り組んでいた。
・はっきり楽しかった、もっとやりたいって言っていた
・雪竹先生があまりに馴染んでいたから、つい、いつもの調子で子どもに話しかけてて、話終わって、あ、講師だった…とびっくりした。
・外部講師の方に、子どもは興味があってもなかなか近づいていかないのに、雪竹先生には、子どもたちはどんどん近づいていって、何気なく話してた。
・雪竹先生は子どもを惹きつけるのがすごくお上手だった。
・読み聞かせが上手い(絵本専門士としてとても嬉しい!)

喜んでいただけて非常に嬉しいです。ありがとうございました。

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