歌舞伎って難しい??→そうでもないです。(随時内容更新中)
今回のテーマは、
「歌舞伎って難しい??」です。
歌舞伎って難しいんでしょ?
何言ってるかわかんなさそう。
チケットの値段高そう。
一般人の行くとこではなさそう。。
などなど、
簡単に言うと、「近寄りがたい!」という趣旨のことを言われるので、
まずは、そのお話から。。
(初回なので、おおまかな内容でご容赦を)
※順序、内容を増やしていっています。
どこかのタイミングで、全面改訂orマガジン化の予定です。
難しい歌舞伎とわかりやすい歌舞伎がある
「歌舞伎」というと、
・古文の世界で台詞がわからなさそう
・内容が堅苦しそう、つまんなそう、眠くなりそう
などなどマイナスイメージだらけの方も多いかと思います。
私も、学生時代は古文が超苦手、、
予備校では、古文だけ、他の科目より2段階下のクラスに配属されてやっとついていけた、、みたいな人間です。
ちなみに、高3夏まで国公立理系志望だったので、歴史の知識も壊滅的です。
古文と歴史の知識理解のなさは筋金入り。。
でも、そんな私でも、最初からしっかり楽しめる歌舞伎もあったんです!
その2種類をご紹介します。
世話物
世話物は、江戸庶民の生活を主に描いている歌舞伎です。
例えば、私が観た歌舞伎演目で、
歌舞伎らしさもあって面白かった演目だと、
「一本刀土俵入」という演目があげられます。
↓あらすじはこちら
https://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/433/
言葉はほぼ普通の現代語でちょっと古風なしゃべり方、、、
時代劇のしゃべり方と同じ感じです。
東京の歌舞伎座ですと、毎月何かしらの世話物が上演されているので、いつでも何かしら観ることができます。
「世話物かどうかはどうやって調べるか」ですが、
「(演目のタイトル) 歌舞伎」
例:「一本刀土俵入 歌舞伎」
で検索すると、松竹などが公開しているサイトがヒットして、そこにあらすじが載っています。
そこで、江戸時代の話っぽいかを見極めるのが良いかと思います。
ちなみに、2024年1月の歌舞伎座公演ですと、
昼の部の「狐狸狐狸ばなし」があたりそうです。
(私はまだこの演目を見たことないので、予想ですが)
新作歌舞伎
新作歌舞伎は、従来の歌舞伎にはない、他のジャンルの物語を歌舞伎に作り替えて上演しているものです。
例えば、
・風の谷のナウシカ
・ファイナルファンタジー
・刀剣乱舞
・NARUTO
などなど。。
これらは、そもそものストーリーがわかる人ならば、事前準備なく楽しめるし、
歌舞伎要素も入っていて、
とっつきやすさ満載です。
ここで、2024年1月8日までに、この記事を読んでいる方に朗報です!期間限定で、先日まで上演されていた新作歌舞伎がネットで配信されます。※2024年1月13日追記
配信は終わってしまいました。
新橋演舞場で上演されていた、
「流白浪燦星(ルパン三世)」です!
こちらは、台詞に難しいところは、、全然ありません!
ルパンのイメージのままです!
ルパン役は、片岡愛之助さん
五右衛門役は、尾上松也さん
銭形警部役は、市川中車さん(香川照之さん)
テレビでもおなじみの方々がメインキャストです。
https://www.kabuki-bito.jp/kabuki-contents/ondemand/news/cat1/4068.html
4220円と安くはないですが、
家でゆっくり試しに見てみるには良いやつかと思います。
家で配信で見れば、劇場でのマナーや上演スケジュールを気にしなくて済むので、一石二鳥かなと。。
※2024年1月13日追記
ルパン三世の配信は終了していますが、歌舞伎オンデマンドで何かしらの配信はやっていますので、そちらを試しにご覧ください。
難しい歌舞伎も、、、やっぱりある
歌舞伎沼にすっかり沈んだ私ですが、
難しくて、観ていて意識が飛ぶことも、
正直あります。
時代物という江戸時代以前の題材の歌舞伎だと、
やっぱり古文で難しくてわからなかったり、
所作事(舞踊)だと、
所作の意味がわからず、長唄と三味線が子守歌になることも。
そこは追々克服するなり、イヤフォンガイド(後日記事あげます)に頼るしかないです。。
イヤホンガイドさんのnoteはこちら↓
でも、結局チケット高いんでしょ?→いや、安いチケットもあります!!
安いチケットもあります。
歌舞伎座の一等席という一番お高い席は、通常18,000円です。
高いです。
(帝国劇場のミュージカルも土日祝日のS席は、18,500円なので同じくらいとは言えますが。)
私は、、一等席には、ほぼ入りません。
毎月歌舞伎を観る私には、高くて無理です。
私は、歌舞伎座ですと、
・三階B席
(昼の部の全演目 or 夜の部の全演目 観ることが出来て、4000円)
・一幕見席
(各部の演目のうちどれか一つだけを見るチケットです。
演目にもよりますが、1000円~2000円前後)
でばかり観ています。
一幕見席だと、短時間で興味のある演目だけを見れるので、初心者にはうってつけ!
映画一回観るくらいの値段になります。
なお、一幕見席だと、海外からの観光客も多く、
初日や千穐楽(公演の最終日)でなければ、
Tシャツにデニムのような服装の方もたくさんいるので、
気楽に行けます。
それに、オペラグラスがあれば、全体も細かい部分もしっかり見れます!
興味が出た方はぜひ歌舞伎座へ
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/851
テレビでも実はたまにやってます
1/2の夜には、NHK-Eテレで公演の中継もあります。
これだと、無料です。
演目的には、ちょっと難しい面もあるかと思いますが、解説がついて、きっとわかりやすくなっている、、はず。
また、定期的に、NHKでは、歌舞伎を放送してます。
https://www.nhk.jp/p/ts/17V54YGW9P/schedule/
https://www.nhk.jp/p/ts/17V54YGW9P/schedule/
マナーとかはどうしたら、、、
それは後日記事にします(土下座)。
でも、歌舞伎座の3階席や一幕見席なら、
さほどドレスコードを気にする必要はなく、
・背中を座席につけてみる
(前屈みになると後ろの席の人の視界の妨げになる)
・上演中にしゃべらない、飲食しない、スマホを鳴らさない
くらいを気をつければ割といけるかと。。
※2024年1月31日追記
歌舞伎見物のときの服装について記事を書きました。
こちらもご参照ください。
完全に尻切れトンボですが、、
歌舞伎のことを細かく説明すると、それだけで本が書ける量になるので、
今日のところは、ここでたたみます。
では、また次の投稿で!