【カップル必読】同棲は賃貸物件を借りづらいって本当?!
同棲カップルはマンションを借りづらいという話を聞いたことはありませんか?この話、実は本当です。実際に筆者も、現在の妻と同棲するために審査で苦労した経験があります。
今回はその経験をもとに、同棲したいけどなかなか賃貸物件の審査が通らないというカップルのために、審査通過の可能性がアップする方法をお伝えします。
賃貸物件を借りにくい理由
夫婦や単身よりも同棲カップルは賃貸物件を借りにくいという、その大きな理由は、家賃です。
同棲カップルの多くは、ふたりで家賃を出し合う形でマンションを契約することが多いでしょう。ひとりでは払いきれなかった家賃のマンションに入居することも、ふたりで家賃を出し合うことで可能になります。
ふたりの関係が上手く行っている間はいいでしょう。しかし、別れてしまったらその家賃はどうなるでしょうか。当然、ひとりでは払いきれません。大家さんはそれを心配しているのです。
家賃は法律上、契約者のみにしか請求できません。家賃の滞納は、夫婦であれば連帯債務になりますが、契約者の同棲相手には請求できないのです。
賃貸契約を可能にするには
先ほどの理由で、同棲カップルは同棲を諦めるしかないのでしょうか。そんなことはありません。賃貸契約を可能にする、審査を通りやすくする方法を紹介します。
大家さんを安心させる収入をアピール
ある程度、高収入で預貯金がある人は、収入証明書類の提出で契約の可能性が上がるでしょう。物件によっては、収入証明書類の提出が必要ない場合もありますが、その場合でも、収入証明書類を提出することをおすすめします。
収入証明書類として認められている主な書類は以下の通り。
・源泉徴収票:勤務先で発行
・給与支払証明書:勤務先で発行
・所得証明書:住んでいる市町村で発行
・課税証明書:住んでいる市町村で発行
・確定申告書の写し:申告した税務署で発行
なお、筆者の場合は、書類を準備するのが面倒だったため、銀行通帳のコピーを提出しました。大家さんによっては、銀行通帳のコピーでも収入証明書として認めてくれる場合もあります。
双方の親を連帯保証人としてつける
収入証明書類を提出しても、審査に通らないケースもあります。そんなときは、カップル双方の両親を連帯保証人にすることをおすすめします。
保証会社を通せば連帯保証人は必要ないと考えている方も多いでしょう。確かに保証会社は、連帯保証人がいない人や身寄りのない人のためにできたビジネスモデルでした。しかし現在は保証会社の倒産リスクに備えて、「保証会社+連帯保証人」を必須としている大家さんも珍しくありません。
賃貸物件の契約は、連帯保証人は1名が一般的ですが、先述のように同棲カップルの場合、家賃滞納を心配する大家さんが多いので、双方の両親を連帯保証人にすれば、信頼度はより上がるでしょう。
賃貸契約で絶対NGなこと
同棲カップルは賃貸物件の審査が通りにくいと聞くと、同棲を隠して契約しようとする方もいるでしょう。隠して契約して後から大家さんに発覚してしまうと、最悪の場合、契約解除もあり得ます。
もちろん、退去にかかる費用の一切は自己負担となるばかりか、違約金が請求される可能性もあります。違約金の金額は物件によって様々ですが、家賃の1ヶ月分から3ヶ月分が相場です。
審査に通りづらいからと言って、大家さんに無断で同棲をするのは止めましょう。
まとめ
同棲したいけど、賃貸物件の審査が通らないというカップルは少なくありません。ただ、多様な生き方が認められつつある現在では、一昔前より「同棲お断り」という大家さんは少なくなってきているのも事実です。
さらに、同棲用の物件を専門にしている不動産会社もありますので、諦めずに探せばきっとふたりにぴったりの物件に出会えるはずです。どうしても審査に通らないという方は、今回紹介した方法を試してみてください。
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