食べるもので大違い!!食事で出来る日焼け対策
夏が近づくにつれて、女性の悩みの種となるのが【日焼け】ですよね?特に花嫁にとっては、人生で最高の一日を迎える為に、お肌の調子を万全にしておきたい事でしょう。
しかし全く外に出ずに過ごすわけにはいきませんので、出来る限りの対策をして外出したいところです。今回はそんな花嫁のために、管理栄養士が “食事で出来る日焼け対策” をご紹介していきます!
食べ物が日焼けを助長する!?
あまり知られていない事ですが、食べ物の中には紫外線の吸収を高め、日焼けやしみ・くすみの原因にもなる物質を含むものがあります。つまり、この物質が含まれる食べ物を食べると日焼けしやすくなるということなのです。
この物質のことを“光毒性物質”と呼びます。その中でも特に注視されているのが“ソラレン”という物質です。
ソラレンを多く含む食品を食べてから紫外線を浴びると、肌に強いダメージを与え、メラニンを多く生成し、より日焼けをしやすくなってしまいます。
また、ソラレンは食後約2時間で紫外線の吸収作用がピークを迎え、その後6時間程度作用するといわれています。その為、ソラレンを多く含む食品を朝食や昼食に食べる事を避ける事が、日焼け予防になるといえます。
日焼け前に食べるとNGな食べ物
それでは、この日焼けを助長するソラレンがどのような食品に多く含まれるのかを見ていきましょう。
【果物類】
レモン・みかん・オレンジ・グレープフルーツ・キウイ・アセロラ
【野菜類】
きゅうり・ブロッコリー・セロリ・じゃがいも・しそ・みつば・パセリ・パクチー
そのまま食べるだけではなく、ジュースやスムージーでもソラレンの効果がありますので注意が必要です。また、きゅうりパックなども朝に使用してしまうと逆にお肌に悪いので気をつけましょう。
食べ物が日焼け後の肌を回復させる?
気をつけていても、どうしてもお仕事やお出かけで日焼けをしてしまう事ってありますよね。そんな時にお肌の回復を促してくれるのが、“抗酸化作用”のある食べ物です。
抗酸化作用とは【酸化から体や肌を守る】という意味で、活性酸素を抑える働きをします。活性酸素が体内に増える事でお肌のシミやシワ、くすみなど老化や体の免疫力低下などのさまざまな悪影響を及ぼします。
私たちの体にはもともと抗酸化作用が備わっていますが、20代をピークに低下してしまうため、食品からの摂取が重要となります。
この抗酸化作用のある食べ物は“日焼け予防”にも効果的ですので、日常的に食べるように心がけましょう。
日焼けした後に食べると良い食べ物
日焼け後の強い味方、“抗酸化作用”があるビタミンは、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEです。また、トマトに多く含まれているリコピンという成分にも強力な抗酸化作用があります。
ではこの“抗酸化作用”があるビタミンA・C・Eとリコピンについて、それぞれの役割と多く含まれる食品を見ていきましょう。
①ビタミンAが多く含まれる食べ物
レバー・うなぎ・トマト・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・ニラ・春菊
ビタミンAの効果は、皮膚や粘膜を健康に保ってくれます。
②ビタミンCが多く含まれる食べ物
アセロラ・グァバ・グレープフルーツ・レモン・ゴールドキウイ(キウイ)・みかん・オレンジ
ピーマン・パプリカ・ブロッコリー・カリフラワー
ビタミンCの効果は、皮膚や血管・筋肉を丈夫に保ってくれ、活性酸素の抑制に働きます。
③ビタミンEが多く含まれる食べ物
アーモンド・ピーナッツ・うなぎ・ししゃも・さば・さんま・かぼちゃ・ピーマン・ひまわり油・べに花油・米油
ビタミンEの効果は、血液の流れを良くしたり、細胞膜の酸化を防いでくれます
また、ビタミンACEを含んでいるものがかぼちゃとピーマンです。この二つは特に積極的に食べるようにしましょう。
④リコピンが多く含まれる食べ物
トマト・スイカ
このリコピンには強力な抗酸化作用があり、その効果は先ほど紹介したビタミンACEよりも強いといわれています。また、メラニン色素の生成を予防する働きもあり、お肌にとても良い食材です。
生のトマトよりも、さらに熟したトマトで作られる“トマト加工品”のほうが3倍も多くリコピンが含まれているため、ケチャップやトマトジュースなどを活用して、リコピンを摂りましょう。
まとめ
日焼け対策は、日焼け止めや帽子などの日焼け対策グッズに加え、食事からもアプローチが出来るんです。抗酸化作用のある食べ物は、日焼け対策だけではなくガンの予防や免疫力の向上にも効果があるので、日頃から積極的に食べるようにしましょう。
抗酸化作用のある食べ物を食べてお肌を整え、素敵な結婚式当日を迎えてくださいね!
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