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No.13 日本株の踊り場(No11に続く)

8月の初旬同様、大きく下げた翌日には個人投資家の買い注文が入りやすい、特に今回は、9月という多くの企業が中間決算前というタイミングもあって、買いやすい環境にある。
9月5日10時20分現在、日経平均株価は0.64%の下げに対して、TOPIXは+0.11%と昨日の引値を回復している。
このことが、バリュ株の上昇=買い注文によって相対的にTOPIXを押し上げている要因と言える。
また、8月の暴落後2日目の安い局面では、一旦買っておきたいという心理もわかる。
しかし、果たして、その投資行動は正しいのだろうか?
多くのパターンで、安い時に買うことは正しい行動と言える。
しかし、唯一正しくない行動となるのは、当面、日経平均株価が39000を回復しない状況である。居どころを変えてしまうことである。
株価指数よりも、個別株で考えることが多いが、高値掴みをした際、もしくは高値を付けた後に、押し目で買う際には、近い将来に前の高値を抜いてくると考えることができなければ、株価が下がれば投げなければならない。(ある程度の期間で売買する人など)
株価指数、特にTOPIXは、市場全体を象徴するので景気判断・経済の拡大判断と言える。
今、考えなければならないのは、前の高値を更新する市場であり、景況感であるかを考えなければならない。
景気後退時(リセッション)では、株価の下落が一番厳しいので、今週末の失業率発表では、米国が0.5%も利下げをする経済状態か否か?の判断となる。

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