Hanayama

元ケイマン籍ヘッジファンドCIO、後にCEO。東京ーシンガポールー東京で運用 ヘッジフ…

Hanayama

元ケイマン籍ヘッジファンドCIO、後にCEO。東京ーシンガポールー東京で運用 ヘッジファンドの運用以前は、香港ーロンドンー東京でトレジャリーや株価指数オプション取引を中心としたトレーダー業務に従事。現在は日本にて3拠点を置く金融コンサルティング会社経営

最近の記事

No.26 ドル円投機筋ロングポジション

株式市場、為替市場、債券市場、デリバティブ市場など、様々な市場で多くの人は、適正価格を求めて売買を繰り返す。 基本的には、ファンダメンタルズに基づいて動いていくはずであるが、上場している企業の業績は、日々見通しが変わるわけでもないのに、株価は変化して上下波動を形成している。 そこには、短期的需給による歪な価格が形成されるわけだが、大掛かりで、短期に集中される場合は、極端な価格を示現させる。 日本の株式市場を見ると、8/2-5にかけて日経平均株価は5000円以上の下げとなった。

    • 寿命

      人の寿命とは 人間は平均80年くらい生きる動物である。しかし、病によって、若くして命を絶ってしまうこともあったり、臓器が最後まで生き延びて最期を迎えることもある。 そう考えると、若い時に病になったり、不慮の事故で生死を彷徨う時に、医療によって治してもらうこともある。 その時は、延命処置を施してもらったと言える。 昔なら亡くなっていた状況を現代医学で延命できたのだ。それによって、少なからずの時間を得ることとなる。 そうして得た時間は、これまでにない、考えたことのない、かけがえ

      • No.25 社会人となった人々へ

        社会人と学生の大きな違いって何かを考えると、、、、、 社会人としての、成人としての義務が発生することだと思います。 それは、 納税の義務 勤労の義務 教育の義務である。 裏を返せば、 未成年は、納税の義務もなく、勤労の義務もなく、教育を受ける権利がある。と言うことで、 これまでの、社会から与えられてきた人生から、与える人生に変わったと言うことです。 未成年の時代は、小学校6年間、中学校3年間の義務教育で、そのペースで学問を与えられ、それを理解していく作業が続く。 高校で

        • No.24 人生のピーク

          人生のピークっていつなんだろう? そう考えた時が皆さんにもあるでしょうか?それとも、今考えるなら、いつなのでしょうか? 人は、今がどん底な状態の人は、まだまだもっと悪くなるのではないか?と疑心暗鬼になり、今がいい状況の人は、有頂天となって、これからもっと素晴らしい状況になると慢心する。 人生100年として、いつ人生のピークを迎えるのだろうか? 女性に聞くと、皆にチヤホヤされていた25歳とか、言う人もいたり、男性に聞くとバリバリ仕事もできて、活動的な40歳代と言う人もいる。 も

        No.26 ドル円投機筋ロングポジション

          No.23 ビートたけしの言葉から

          最近、YouTubeのショートでたけしの仕事に対する信念というのがあった。 人間が働いていると、『あいつ頑張っているな』っていう風に見える人多いけど、魚が泳いでいるのを見て、頑張っているとは見えない。 一生懸命働いているように見えるのはダメなんだ、普通にこなして尚且つ充実感ある仕事が楽しいんだよ。 努力しているように見えてもダメ、そういう風に見せてもダメだよ、あいつかなり遊んでるなという風に見えるような努力をしている人間になってほしい。 というものだった。かなり卓越してい

          No.23 ビートたけしの言葉から

          No.22 9月までの円高、でも10月も

          FRBが0.5%の利下げを行い、警戒心が解けた環境となって、ドルは反転し、株母も戻り歩調となっている。 今回の利上げが0.25%ではなかったことが、当分は景気指標を睨みながら金利状況の変化を見る時間が創出された感じである。 日銀も前回の改憲後の急激な円高株安の動きに懲りたのか、穏やかなコメントに終始し、市場にとってはフェイバーな環境作りに奔走した。 昨日、中国の景気対策により、中国株関係は軒並み大幅高となった。 短期的に市場にとって良好なイベント結果となったが、これらの動きは

          No.22 9月までの円高、でも10月も

          No21. 歳を取ると天気の話をするのは何故?

          歳を取るにつれて、天気が良いとか、良い気候だとか、天気の話をすることが多くなる。若い人にとっては、なぜ歳をとっている人は天気の話をよくするのか?不思議かもしれない。実際、私が若い頃に営業で個別訪問している際でも、多くの方々が天気の話をしていた。 今になって、わかってきたことだが、朝起きて、良い風が吹き、真っ青な空に白い雲が流れていると、今日はいい天気だな〜としみじみ思うのである。 人は、歳を取るにつれて、世間様の助けがあって今の生活が成り立っており、太陽が出ていることで食物が

          No21. 歳を取ると天気の話をするのは何故?

          No20. 株式市場マーケットの組み立てについて

          No18に記載しましたが、投資スタンスや投資銘柄によって、失敗ということはなくすことができますが、実際には、自分に合った投資スタンスや、投資する商品というものが存在すると思います。 例えば、分散投資をする際に、米国株の有望な銘柄を1単位づつ買うと、かなりの資金量が必要になりますが、投資信託などで代替すれば、ある程度、主要銘柄のパフォーマンスは享受できます。投資信託の魅力は、少ない資金で、投資できる対象商品のパッケージのパフォーマンスを享受できるところとなります。 また、株価指

          No20. 株式市場マーケットの組み立てについて

          No19. 人生のゴールとは

          常に目的を持つこと、常に目標を持つことは、人生にとって非常に有益で大切なことだと思います。それは目先の目標であったり、最終的な目標であったり、時間軸は様々です。しかし、やはり、大目標・信念、最終着地点を持つことが一番重要ではないかと思います。 お金を稼ぎたいという目標があったとしても、何がなんでもそうしたいとなると、犯罪を犯しても目標達成のためなら良しという考え方となります。その考えは、プロセスが間違っており、正しい目標設定とは言えません。 逆に言えば、正しい目標設定ができる

          No19. 人生のゴールとは

          No.18 株式投資の失敗とは何か?

          株式投資で、損して売らなければ損をしないから、戻るまで待てば良いという考えを言う方が少なくない。株式投資の個別銘柄投資だと、失敗は倒産であり、無価値となる。しかし、株式投資、特に株価指数などのインデックス投資だと、倒産することがなく、その国の経済状況が拡大する限り、いずれはTOPIXなどは時間の経過とともに、それが何年かかろうが、景気が戻る限り更新する可能性はある。したがって、株価指数の投資は、特にTOPIXは上場時価総額なので、日本経済が沈没しない限り、失敗とはならないので

          No.18 株式投資の失敗とは何か?

          No16.老後の資金について

          年金があっても老後夫婦で2000万円は必要、という話題が数年前に話題になった。 実は、2000万円あったら安泰でもなく、2000万円あったら十分という人もいる。実際は、その人の生き方、お金の使い方、お金の考え方、生活感で全く違うわけです。 私は、58歳で現役リタイアして、今は細々と会社を立ち上げて経営していますが、年金がいくらもらえるとか?知ったのは、リタイアしてからでした。そして、毎月生活するのに、妻がいくら掛けているのか?も知りませんでした。改めて、自らのキャッシュフ

          No16.老後の資金について

          No17.人として

          私は60歳を過ぎた人間だが、今改めて人について考えてみたいと思います。 人は何のために生き、なぜ死んでいくのか? 幸せな人間の生き方は、生まれた時に周りに嬉しさの中で泣いて喜んでもらい、死ぬ時は周りに悲しさと寂しさの中で泣いてもらえることだと聞いたことがあります。 それが、1番の幸せな生き方だと。はじめ良ければ終わりよし、終わりよければすべてよしという世界なのでしょうか。 これらの言葉には、その人生については何もないです。結果が全てを物語っているのでそうか?最後に泣き

          No17.人として

          できるビジネスマンとは?

          学生時代と社会人となった後では、『できる』と言う基準が変わっていく。実は、その基準がわからず、社会人になってから学生時代に『できる』と言われていた人々が、その変化に惑い、悩む経験がある人は少なくはないだろう。 学生時代に『できる』と言われる人は、与えられた範囲の中で、素早く解答にたどり着く能力を持ち合わせた人間であり、覚えたり、理解したり、多くが自らが会得したレベルで評価されるものとなる。したがって、その理解は、他の人に伝える事や理解させることなどの必要は、余りなく、自分自身

          できるビジネスマンとは?

          No.15 冷静に今の株式市場を考えてみた。

          多くの株式に投資している投資家は多分、この1ヶ月、楽しくもない株式市場を毎日見ていたのだと思います。 8月初旬の円キャリー取引の解消を巻き込んだ急落に始まり、明らかにこれまでの 動きに変化があった。 株式市場は、ファンダメンタルズに基づいて動くが、それに色々な事象が加わって、市場を動かすこととなる。その色々な事象を揚げて考えてみたい。 要素1(半年判断) 株価位置では、半年(日足)の中では、中心から若干下の位置にあり、38000円が上値として感じられる。 ドル円では、平

          No.15 冷静に今の株式市場を考えてみた。

          No.14 SQ前にガンマが立つ現象

          日本の株式市場の前場が終わって、ドル円10銭で日経平均株価が100円動くという、超連動相場となっている。どのようなポジションが組まれているか?詳細は不明ながら、9月のビッグSQ11日を前にして、日経平均オプションのタイムDKが減少する中で、価格に対するオプション価格の反応が強さをましている感じです。(ガンマが立ってきている状況) ドル円10銭で100円を単純計算すれば、ドル円が1円で日経平均株価が1000円、直近ドル円の高値141円割れでは、2円30銭あるので日経平均株価は、

          No.14 SQ前にガンマが立つ現象

          No.13 日本株の踊り場(No11に続く)

          8月の初旬同様、大きく下げた翌日には個人投資家の買い注文が入りやすい、特に今回は、9月という多くの企業が中間決算前というタイミングもあって、買いやすい環境にある。 9月5日10時20分現在、日経平均株価は0.64%の下げに対して、TOPIXは+0.11%と昨日の引値を回復している。 このことが、バリュ株の上昇=買い注文によって相対的にTOPIXを押し上げている要因と言える。 また、8月の暴落後2日目の安い局面では、一旦買っておきたいという心理もわかる。 しかし、果たして、その

          No.13 日本株の踊り場(No11に続く)