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No17.人として

私は60歳を過ぎた人間だが、今改めて人について考えてみたいと思います。

人は何のために生き、なぜ死んでいくのか?

幸せな人間の生き方は、生まれた時に周りに嬉しさの中で泣いて喜んでもらい、死ぬ時は周りに悲しさと寂しさの中で泣いてもらえることだと聞いたことがあります。

それが、1番の幸せな生き方だと。はじめ良ければ終わりよし、終わりよければすべてよしという世界なのでしょうか。

これらの言葉には、その人生については何もないです。結果が全てを物語っているのでそうか?最後に泣きながら死んでいく結果で、歩んできた人生を物語っているとも言える。

それでは、どのような人生を歩めば、幸せな人生を送れるのでしょうか?

ビジネスの世界でもGive and take とよく言われるが、果たしてそれは正しいのだろうか?正しかったのだろうか?と思うのである。

多くの人は、自分が第一である。だから欲もある。負けも嫌いだ。だから、人はGive and takeを基本にしてしまう。自分の他人への施しに対して、見返りを期待し、見返りがないと憎しみにもなったりする。その気持ちが強いと、人は去って行き、本当の繋がりを持とうとする人間は減る。

そう、Give and takeという考え方が間違っているのです。

最後まで、悲しみの中で泣いてくれる人々に看遅ってもらうなら、Give and give、見返りを最初から期待しない生き方をしていかなければならない。

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