花やの女房

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5月21日

備忘録として残しておこう。 15時頃、仕事中に電話。 母が入院していた病院から。 『呼吸停止が認められました。』 娘を連れて車を飛ばした、急いでも40分。 病院到着。娘を車に残し、走った。 コロナのため、熱測って、名前書いて、病棟に確認取って………病室の前。 悲しいアラームが聞こえた。 義妹と甥っ子と交代。 アラームが鳴り響く個室に通された。 『(死亡)確認は弟さんがみえてからにしますか?』 それから30分鳴り響くアラームを聞きながら1人弟を待った。 まだ温かい母を触っ

    • 選択肢

      子供が赤ん坊の頃、寝がらニタ~って笑う姿を見て頭の中を投影できればいいのにって思ってた。 今、母の頭の中を見たい。 先月施設から救急搬送されて、今月に入って転院が決まった。 今日、転院先の病院で治療方針の面談。 事前に今の病院から説明はあった。 弟と話し合った、答えなんか分からない。 そして今日、改めていくつかの候補を挙げられ、それぞれのリスクの説明。 どうすればいい? 母は何を望んでいる? 話せない母の気持ちをどうやって汲み取る? これは正解なのか? 昔話していた

      • 義妹

        母が緊急入院になって、4日ほど実家へ泊まった。 義妹はとても忙しい。 仕事、趣味………など。 今日は何も用事がないとの事で、朝からコーヒー飲みながら色んな話をした。 父のこと、母のこと、弟のこと。 彼女が彼らを愚痴るということは、私に家族の悪口を言うことになるから、彼女は我慢していたみたい。 義父母と同居という同じ境遇であるにも関わらず、彼女が家に来て20年余り、その手のことは話したことがなかった。 笑って話せることが不思議。 たまに涙ぐむ彼女に、もっと早く聞けば良

        • 母という人

          私は母に褒められたことがない。 褒められるようなことをしなかった……と言われれば、まぁ(笑) 部活で表彰されても、勉強で学年順位をあげても、褒められることはなかった。 本当の娘じゃないのかなと思うほど。 母はとにかくなんでもできる器用な人。 小学生の時の私の服はほとんど手作り。 カバン、リュック、スカート、セーター。 料理もそう。 雑貨もそう。 なのに、私はビックリするほどぶきっちょ。 よくため息つかれてた。 私は私のために頑張るのではなく、母に認めてもらいたくて頑張

          実家

          実家………。 実家だけど、実家じゃない。 私が嫁いでから建て直したから。 私の思い出は何も無い。どこにも無い。 実家なのに………お邪魔しま~す。 弟夫婦が両親と同居してくれた。 私は大反対した。 私が同居して大変な思いしたから。 両親も義妹も絶対大変だって💦💦 亡父はアルツハイマー認知症 母はレビー小体型認知症 義妹はホントによくやってくれてる。 感謝しかない。 ……………何日か泊まることになりそうだ。 落ち着かないのは冒頭だけが理由ではない。 ……