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モキュメンタリーホラーを考えすぎて、うなされる。
ノベマ!の「モキュメンタリーホラー小説コンテスト」、応募したいと思っていた。
だけど、梨さんの解説を読んだ瞬間。
いや自分では到底無理では……。
なんせホラーもちゃんと書けない(なんかうまいこと書けない)ってのに。
でも、なんかあきらきれず、短編部門があることを知る。
何度も応募要項眺めていたくせに、短編部門見逃すポンコツぶり。これはデフォルト装備。
で、短編ならなんとか書ききれるかもしれない!
勢いだけで押し切れるかもしれない(この考えがよくない)
そう思って、考えていたアイデアで書き始めてみた。
1日目はするすると書けた。
2日目になると、「あれ、これ面白くない気がする」
結局、20枚ぐらい書いてやめた。
なんかこう、もっとこう、「これだ!」と思えるアイデアがいい。
だけど、私はホラー初心者である。
書いてる量も少ないが、そもそもホラーを読むようになったのが最近だ。
もともと私はホラー映画が好きだった。
20代ぐらいまでは、わりとホラー映画も好んで観た。
だけど、結婚後にいきなりホラー映画が怖くなったのだ。
そもそも、実家でホラー映画が好きだったのは私と母。
ホラー映画を観る時は、母と一緒で
私が怖いシーンになると薄目を開け(全部観ると怖いので)
母が怖いシーンで耳をふさぎ(音がビックリするらしい)
「怖いシーン終わった?」
「音はもうしてない」
などと、情報を交換し合っていたのだ。
しかし、夫はホラー映画にまったく興味がない。
実家から離れ、私はホラー映画を一人で見ることにした。
リングを久しぶりに映画(テレビ)で観た。
昼間なのに怖すぎて、貞子が出てきたシーンで慌ててテレビを消した。
その時、「一人で観るホラー映画こわすぎ」という気付きを得る。
こうして私はホラー映画から遠ざかってしまった。
でも、どーしてもホラーが読みたくて「ひぐらしのなく頃に」の漫画を読んだ。
すごくハマったのだけど、めちゃくちゃ怖いシーンがあって。
病院のベッドのシーンなんだけど。
不意打ちすぎて、怖すぎて……。
それ以来、読めなくなってしまった。
こうして私は、どんどんホラー作品が怖すぎて読めなくなっていく。
もともと私は、色々な人に同情されるレベルの怖がりである。
ホラー作品に耐えられるメンタルではないのだ。
そう自分にいい聞かせて、過ごしていた。
そんな現実とは裏腹に、悪夢は見るんだよね……。
サスペンスの映画やドラマは観ていたので、そこからホラーっぽい成分だけで抽出したような悪夢をよく見た。
なんなんだ、なんのサービスだ。
そして、数年前に大好きな「世にも奇妙な物語」でホラー回があった。
どうしよう、怖いな、でも観たいな。
ここ最近避けてきたホラー。
ホラー作品を見るともれなく悪夢に出てくる。
あれこれ悩んだ結果、怖いシーンだけは薄目を開けて観た。
めっちゃ面白かった。
ちなみに「恋の記憶、止まらないで」という作品。怖面白かった!
そこから、自信(?)がついてきた。
漫画とか、小説とか、ホラーを読むようになる。
で、ふと気づく。
小説なら、怖いけど楽しめる。
ちなみに、大きな音ともに何かが飛び出してくるような演出をジャンプスケアというらしい。
私はこのジャンプスケアがとても苦手。
つまり、ジャンプスケアが使われない漫画や小説なら、私でも大丈夫!
小説は自分が映像を想像しないようにすれば、どんなに怖くても読める!
これに気づいてから、私はホラー小説を読むようになった。
とはいえ、本当に2,3年前ぐらいから読むようになったばかりだ。
それまで怖いからって読むの避けてたけど、もったいないことしたなあ。
ちなみに、「きさらぎ駅」とかを知ったのもつい最近。
モキュメンタリーホラーというジャンルを知ったのは、「近畿地方のある場所について」だ。
「近畿地方のある場所について」はものすごく楽しんだ。そして怖すぎた。
Twitterで話題になっていて、フォロワーさんが楽しく読んでいたのを見て「面白そうだなあ」と思って読み始めた。最初はホラーだとは思ってなかった。
読んでいくうちに「これはホラーかあ」と思ったんだけど、面白すぎて止まらなかった。
でも、どんどん怖くなった。
お風呂に入ってから読んだし、話が進むにつれ、怖さがまして昼間に読んだし、夜に読んだ日には怖すぎて夜に眠れなかった。
なんかくるんじゃないかって怯えながら朝を待ったこともあった。
「怖いんだけど」と隣でいびきをかいている夫を起こしたかったが、さすがに迷惑すぎるのでやめた。
そんなわけで……めっちゃ話それたな……。
モキュメンタリーホラー、書きたい!
まだ本当に「モキュメンタリーホラー」ってジャンルを知ったばかりだけど!
だからモキュメンタリーホラーについて、あれこれ調べまくった。
でも、調べれば調べるほどに、「このジャンルすごく難しい」としか思えなくなってしまう。
読むのは楽しい(怖い)けど、書くのはハードル高すぎる……。
どのジャンルも難しいけど、ホラーは特に難しいんだよな……。
しかも、モキュメンタリーホラーとなれば余計に。
そんなわけで、一旦は応募をあきらめたが、書いてみた。
そして、「やっぱこれ面白くない(怖くもない)」ということで今に至る。
モキュメンタリーホラーとはなんぞや。
最近、そればかりを考えている。
なので、昨夜はうなされた。
悪夢の内容は覚えていないけど。
1つボツにしたけど、締め切りは1月27日。
12月中旬とかだと思ってた……。
「まだ悩む時間があるな」とわかったので、もう少し悩もう。
きっと悩んでいる間も、色々と調べて、考えるので
悪夢を見てうなされると思う。
でも、そうやって面白い作品が書け……たらいいなあ。