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11月の振り返りと、人生に無駄なことはないと思った瞬間。
数日前に自分のnote記事をざっくり読み返して、「あ、11月の振り返り記事を書いてないなあ」と思った。
それからなんやかんやあって、今に至る。
11月は「とっとと成仏してください!②」が16日に発売。
もはやイベントはこれに尽きる。
だって一大イベントだからね!
あとは、ウェブコバルトの「氷河期小説賞」でもう一歩に残ったこと、うれしかったなー。
短編やショートショートは、さなコン一次通過(二次落選)以来の良い結果。ちなみにこれは今年5月のことである。
さて、11月の振り返りはこれで終わり。
12月のことになるけれど、ウェブコバルトのホラー短編小説賞の結果が発表される。
落選だー!
真夏にノリノリで二作書いたけど、ダメだったなー。
楽しかったからいいんだけどね。
さて、今回応募したホラー小説を読み返して思う。
これ怖くないな……。
私、ホラー小説書くのに向いてない人間だな。
読むのは大好きなんだけど(明るい時間に!暗いと怖い)
私がホラー小説を書くのに向いているかもしれない、と思い込んだのは、もう10年近く前の出来事だ。
とあるコンテストの短編を書いていて、それはコメディだったんだけど結末に困ってホラーに変えた。
そしたら、その作品がそのコンテストの佳作に選ばれた。
当時、私は自分の向いているジャンルがまだ何も分からず、ホラーが向いているんだと思い込んだ。
しかし、その時によく選評を読むべきであった。
コメディからのホラーのオチのギャップが良かった、と。
つまりホラーに向いているというよりは、ギャップが評価されたのであって、別にホラーに向いているとか言われてない。
そして私は、一心不乱にホラー小説を書き始めた。
でも、ホラー小説は難しくてなかなかうまく進まない。
コミカルなジャンルの短編は、比較的サクサク書けるのに。
だけど、私は「きっと自分のホラーは怖いはず」という謎の自信を持っていた。
しかし、コバルト短編にホラーを出しても、ホラーの企画に出しても、別のホラーの賞に出してもかすりもしない。
ようやく「自分の書くホラーは、怖くないしおもしろくもないのでは?」と思い始める。
そして5年ぐらい前にようやく「あれ、なんか自分ってホラー小説に向いてないな」という気づきを得る。
怖い文章や怖い雰囲気を書くというのは、とても難しい。
コメディも難しいけど、ホラーはまた別のベクトルで難しく書けないなあと思った。
じゃあ、私がホラー小説に向いているのかも! と勘違いした期間は無駄だったのかというと、そうでもなくて。
むしろ今に役立っていると思う。
なぜなら、とっとと成仏してください!のアイデアが浮かんだのは、「とり憑かれる体質の主人公を書きたいけど、ホラー書けないなあ。あ、じゃあコメディにしちゃうか」と思ったからだ。
とっとと成仏してください!は、「幽霊が怖いと思うから、怖いんであって、面白い幽霊と友だちになれたら」と妄想したのがきっかけ、と自分で思い込んでいたけど、↑の経緯だったなあ。
今思い出したよ……。
人は忘れていき、そしていきなり思い出す生き物。
そういうわけで、ホラー小説は読むほうとして楽しみ、書く方はコメディ力を磨いていけたらいいなあと思う。
11月の振り返りから、かなり話題がそれたなあ……。