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下限の鬼と、初めて上限の鬼とも戦った二日間。

ここ数日は角川つばさに応募する小説を書いていた。
最初にぶち当たったのは、下限枚数。
そして、なんとか70枚におさめる。
ちなみに1ページ 40字×28行。

いやぁ、あとは推敲するだけだね。
そう思って、応募要項をよく読んでみる。

文字数は4万文字以上7万文字未満とする。

私の応募作は3万文字ちょいしかない。
これは実質、1万文字プラスせねば……。

いやでも待て。
去年もウェブ応募だったけど、文字数って書いてあった?
ウェブは規定枚数におさまっていれば良かった気がする。
応募規定が変わった?
それとも私の見落とし?(←この可能性が一番高い)

どちらにしても、そう書いてあるなら4万文字は越えなければいけない。
そう思って、一昨日、なんとか1万文字追加した。
疲れた……もういやだ、本当に疲れた。

こうなったら、カクヨムから応募しよう。
あらすじ全部、書くの苦手だし……(そこか)

カクヨムからの応募の規定も読む。
するとそこにはこう書かれてある。

70ページ以上90ページ以内

え? カクヨムも?!
前はそんなこと書いてあった?
いや、節穴なので自分を信用できないんだけど。

そんなわけで、Wordに応募作をコピペする。
私は、自分の目を疑った。

101枚だった。

11枚もオーバーしてるの?!
40字×28行の設定で?!
20字×20字ならわかるけど。

確認したが、Wordの設定はちゃんとつばさ用になっている。
これ、削らなきゃいけないのか……。

しかし、問題がひとつ。

4万文字ギリギリなので、これ以上文字数を削ると、今度は文字数の下限を越えられない。

詰んだ……。

そう思いつつ、もう一度、よくよく応募作を読んでみる。
ああ、そうだ、改行が多いんだ。

他の人の応募作も読んでみると、みんなかなり改行を減らしている。
そうなるよね! 安心した……。

そんなわけで、改行を最小限におさえることにした。
小説の中で日をまたいだ時以外は、全部改行をやめる。
それでも、枚数が減らない。
なので、一文を長めにする。
そもそもわたしの一文は非常に短い。

そうだ。

とかで改行つかっちゃう。
いや、あの、言い訳になるんだけど。
書籍化作業の時、わりと赤入れでいわれるんだよね。
一文は短くしてくださいって。
もともと私、一文が短いので、どんどん短くする癖がついてしまった。

あと、台詞も短い。
「うん」とかで一行つかうなよおおおおお!
重要な台詞じゃなく、ただの返事でつかうなよおおお!

まさか自分の「短く書く」がこんなところでネックになるとは。
短いほうが読みやすいと思っていたが、時と場合によるな、と思った。

そんなわけで過去の自分を呪いつつ、改行を減らしに減らした。
昨日は、上限の鬼と戦った。
そして、勝った!

90枚になったのだ!

上限ギリギリなんて始めてだ。
ちょっといじったら、100枚になりそうで怖い……。

わたし、ずっと下限ギリギリにしか届かないのが悩みだった。
でも、今に始まったことじゃないからあきらめていた。
だけど昨日、気づいたんだ。

上限越えそうなほうが、不安が強い。
気軽に付け足すことができない、修正も文字数を増やさないように慎重になる。
これはだいぶストレス!

枚数も文字数も、増やすよりも削るほうが大変とはいうけど。
本当にそうだよね……。

そんなわけで、血反吐を吐きながら(おおげさ)、なんとか完成。
カクヨムにアップ完了。
明日には完結します。ってゆーか明日が締め切りなので!

それにしても、わたしは小説投稿サイトに載せる時は、だいぶ改行する。
地の文と台詞で改行。
地の文が長いなーと感じたら、適度なところで改行。
とにかく改行、改行。
そのほうが、自分が読み返しやすいからだ。

でも、今回はそれができない。
歯がゆい!

そして、今日の夕方に急に不安になった。
「カクヨム上で修正したことで、規定枚数オーバーしてるかも」
そんな不安に駆られ、カクヨムから応募作をバックアップ。
そして、そこからWordにコピペしていった。

なんだこの作業……。
これなら、カクヨム上で修正するんじゃなかった。
でも、カクヨムって一番、小説を修正しやすいサイトなんだよ。

そんな作業をして、枚数が90枚だということを確認。
よかった……。
これで安心して、応募作を送り出せる……。

疲れた……。
この作業、地味にキツイな。
角川つばさからの最初の試練のようだ。
そう思うことにしよう。

これで一次通過しなかったら、ギャン泣き(エア)する権利あると思う!
でも、ここ2年ぐらいは一次通過できない。
いや、一次通過もすごいことなんだよ。
まじで初めて応募した時の二次通過三次落選なんだったんだ……。
ビギナーズラックだったかなあ。

そんなわけで、魂こめた新作。
もう、本当に本当にこの新作に全力投球した。
どの作品も全力投球だけど。
だけど、この応募作は好きな物を詰め込んだ。
なおかつ、子どもたちも興味を持ってくれそうな題材とストーリーにしたつもり!

でもな~わたしの場合は新作っていつも落選するんだよね~。
いやだな~。
考えたくないなあ。
考えるのやめよう!

そんなわけで、鬼と戦いながら書きました。
興味がある方はぜひ~。




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