煩悩(23)恋と仕事は「反比例」
そろそろ本気で恋がしたい花輪です。
「恋がうまくいかなければ、仕事もうまくいかないのよ……」
と、遠くを見つめながら独りでつぶやく女上司とか、
仕事がうまくいっていない人に「なんかあった?」
と、いやに優しく尋ねてくる異性の同僚とか。
最近マンガを多く読んでいるおかげで、こういったセリフを思い浮かべるようになりました。
読んでいる量は変わらないんですが、
独りになったことでセリフの印象が変わってきます。
私も仕事に恋のトラブルを持ち込んだことがありました。
大学のテスト期間でさえシフトを入れていたバイト。
それをお休みした原因の頭痛は、5年目の彼氏との大喧嘩によるストレスのせいでした。
日曜に会うのがしんどくなったのは、
月曜の業務がヘビーだったから。
はい、すみません、愚痴でした。
しかし、自分の記事を書かせてもらえるようになったときは違いました。
もっと書きたい、もっと上手くなりたい、そして認められたい。
初めて「彼と会う時間がもったいない」と思ってしまいました。
上司に相談したところ、彼女は「仕事が充実した証拠だ」と言いました。
おかしい。
おかしくないですか?
恋がダメだと仕事もダメになるのに、
仕事がウェイでも恋はウェイにならない。
――先生、私これ、数学の証明で成立しないって言われました。
――ええか花輪、恋と仕事は「生き物」っちゅうことや。
とことん理不尽。本当に理不尽。
でも、私にとって
恋と仕事は「反比例」なんです。
恋もしたい、仕事もしたい。
そんな私にとってベストポジションが
「ニュートラル」
反比例グラフの、最もゼロに近い部分。
この位置関係、恋と仕事の関係が
5年目の彼氏との溝になってしまったのかもしれません。
そもそも、彼のグラフが反比例ではなかったかもしれない。
そこは「価値観」という一言で片付けられるでしょう。
よくばりで、不器用で、
どうしても認められたい人間ほど、反比例です。
お付き合いされている相手とのギャップに苦しんでいる方は、
その人の考え方をグラフにして形にするといいと思います。
以上です。
今回、ネチネチしていてすみません。
どうでもいいんですが、私はいま「恋したい」という気持ちが強いので、仕事の進捗がよくありません。端的にいって〆切地獄。
あと、マンガの世界では「生き物」と「心」が支配しています。
あらゆる無機物が「生きている」世界。
「ピアノは生きてるんだよ?」
「だって、お茶は生き物だから」
で納得させられる世界。
ゼッタイ、いきたくない。