ポートレイトレクチャー「23.白飛びについて考える。白飛びを活かす撮り方とは」
ポートレイト撮影に限らず、白飛びを恐れる人はすごく多いように思います。
白飛びとは、写真の一部分が明るすぎてデータがなくなってしまっている状態です。
ポートレイトで多いのは、逆光などで暗くなっているモデルさんの顔を明るめに撮ろうとしたために、顔よりもずっと明るい背景の空や日向などが真っ白になってしまうパターンでしょう。
白飛びを避けるために、あえてモデルさんの顔が暗くなってしまってもいいので、背景もちゃんと写そうという人が多いのかもしれません。
背景が白飛びしたら困るので暗めに撮っておく。
そして後からRAW現像なので顔の部分を明るくすれば良いという考え方です。
では、そもそもですがこの白飛びはいけないことなのでしょうか?
確かに写真に写っているものの一部分が真っ白でデータない状態ですので、良いとはいえないかもしれません。
ですが、ほんの一部分、しかも背景の空などであれば別に白飛びしていても良いと私は思います。
それでも、「暗めに撮っておいて後から顔を明るくすればそれで白飛びは防げるじゃないか」と言う人もいるかもしれません。
私が顔を暗めに撮らない理由はただ一つです。
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