ポートレイト写真「演出に徹するか、ナチュラルで感情を写していくか」
ポートレイト写真には大きく2種類あると思っています。
演出系かナチュラル系。
演出系の代表的なものでいえば、スタジオでライティングしてポーズも決め決めで撮る写真でしょう。屋外でもストロボを使ったりして、写真としての意図が感じられる仕上がりを狙うものだと思います。
一方のナチュラル系といえば、海辺や草原などを歩いてもらったり、佇んでもらったりしているところを自然な感じで撮っていくような写真でしょうか。ポーズなどの指示はあまり積極的にはおこなわず、なんとなくの成り行きで表情やポーズを切り撮っていくスタイルが一般的かもしれません。
演出系とナチュラル系と分けましたが、実際はもっと細かく分類できるかもしれません。
ですが、今回はあえてこの大きな分類でお話を進めたいと思います。
この2種類に分けたとき、ポートレイト初心者、中級者の方は演出系よりもナチュラル系の方が取っつきやすい、撮りやすい、簡単、と思うかもしれません。
スタジオでライティングしたり、ポーズを決め決めで撮るのって難易度が高いように感じかもしれません。
本当にそうでしょうか?
ナチュラルポートレイトなら気軽で簡単に撮れる。
実はここにポートレイト初心者、中級者が陥りがちな罠があるのです。
ここから先は
1,392字
/
5画像
¥ 500
よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。