ポートレイトレクチャー「5.デジタルモノクロームの設定を知っておこう」
デジタルカメラではカラーもモノクロームも撮ることができます。
RAWで撮っておけばカラーで撮った写真をモノクロームにすることもできますし、逆もまた可能です。
ですが、カラーで撮った写真を後からモノクロームにすると意外にイメージが違ってしまうことが多いものなのです。
ポートレイトにおけるカラー写真というのは、背景の色も含めてフレーミングしているので、モノクロームにしたときに色がないために背景とのバランスが崩れてしまうことが多いのです。
そこで、モノクロポートレイトを撮る場合には、撮影時からモノクロ設定にしておくことをオススメします。
最終的にはRAW現像でモノクロームにしても構わないのですが、撮りながら液晶モニターを確認して、仕上がりイメージを固めておく方が後処理も楽になります。
さて、ここからが本題です。
フィルムでのモノクロ撮影に比べて、デジタルカメラのモノクロというのは設定項目が多いのです。
カメラの機種によって設定できる項目数は変わりますが、ここでは富士フイルムのカメラを例に説明します。(ほとんどの設定は他のメーカーのカメラでもできるものです)
その設定について順を追って、写真を見ながら説明していきたいと思います。
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