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ポートレイトレクチャー「36.どんな写真が良いポートレイト写真なのか」
ポートレイトという言葉を直訳すると「肖像写真」という意味だそうです。
肖像写真というとなんだか写真館でかしこまった顔で写るおじいちゃんの写真とか、会社の社長室に飾られた歴代社長の重厚感ある写真というイメージがあります。
その一方、写真を撮る人たち、写真業界では「ポートレイト」という言葉はどちらかといえば「女性が写った写真」のことを指すような気がします。
「男性を撮ったポートレイト写真だってあるじゃないか」と言われるかもしれませんが、男性を撮った場合はあえて「男性」ポートレイトと言われることが多いかもしれません。
つまり、それくらい女性を撮ったポートレイト写真が、ポートレイトの代名詞的に捉えられているということです(少なくとも日本では)。
では、ここで考えてみたいのは、女性が写っていればそれだけでポートレイトなのかということ。
ここでいうポートレイトとは肖像写真という意味ではなく、
日本的な一般的に言われているポートレイトという意味です。
もちろん、人が写っていれば何でもポートレイトなんだと言ってしまえば、どんな写真であろうがポートレイトはポートレイトとなります。
ですが、ただ女性(ここではあえて女性ポートレイトの話とします)が写っていればそれでOKなのかといえば、それもまた違う気もしますね。
では、どのような写真がポートレイトでは良い写真といえるのでしょう。
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