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3年も先延ばししてやっとnoteを始めた話

これは、先延ばしグセのある私が、3年前に登録したきり放置していたnoteをついに始めるという、記念すべき初記事です。


先延ばしという私の悪癖

2024年6月のある日「あなたがnoteをはじめて3周年記念!」という通知がnoteから届いた。
しかし私のnoteはまるでさっき開設したかのように、まっしろのまっさら。

「noteかぁ、いいなー、やってみたいな」と思ってアカウントを作ってから3年間、一度も記事を書くことなく放置していたのだ。

別に忘れていたわけではない。
忘れるどころか、その間もずっと「やってみたい」と思い続けていた。

何度かは記事を書いてみようとメモ帳にネタを書き留めてみたし、下書き機能を使って数行書いてみたりもした。しかしいずれも公開するに至らなかった。

私という人間は常日頃からそういうことがとても多い。
やってみたいなーと思う。けど、はじめない。はじめても続かない。そのうちやろうと思って結局やらない。

ウクレレは指が痛くて1日で挫折。
ジョギングのために買ったシューズは靴棚に10年眠っている。
英会話の本には埃が積もっている。
腹筋ローラーは1歳の息子のおもちゃになった。

「こんなことではいけない、自分を変えなければ」
そう思うことはこれまでに何度もあった。
しかし変わらない。変われない。
なぜなのか。

先のことをあまり考えない楽観主義と、めんどくさがりの性格に加えて、「せっかくやるならちゃんとやりたい」と妙なところにこだわりたがる気質が最悪のコンボを奏でている。
その結果「そのうち(ちゃんと)やろう」と先延ばししてしまうのだ。

まずはやると決めた

先延ばしが人生においてマイナスの影響しか及ばさないのは重々理解している。そのせいで損をしたり、痛い目にあったことは数え切れない。

noteからの無邪気な3周年お祝い通知で、私はハッとさせられた。
「いつかやろう」と思っているだけでは一生できない。

noteをやらなくても別に死にはしない。でも今、このタイミングでやらなければ、きっとまた白紙の10周年を迎えてしまうはずだ。

まずはやると決めよう。
「いつか」じゃない。やるのは今だ。
私は決意した。

noteやるぞと決めた。それが6月。そんでいま9月

!?

3ヶ月もの間、いったい何をしていたのか。

そう、いつものように考え過ぎていた。
どんなテーマで書くか?面白いと思ってもらうには?いいねをもらうには?良い文章を書くには?

もちろん書いてもみた。しかしうまくまとめられない。自分の考えを言語化することの難しさを痛感した。
noteの書き方や、文章術の書籍まで読んだ。アウトプットしたいと思っているのに、またインプットしている。ダメだ。

そんなことをしているうちに、最初の新鮮なわくわくや、走り出したい気持ちはどんどんしぼんでいってしまう。

フォームは合っているのか。靴の色はどうする。転ばないように。応援もされたい。
スタートラインの前でぐるぐる考えて、一歩も踏み出さぬまま立ち尽くしている。なんとも滑稽だ。
そんなことはどうでもいいから走り出してみればいいじゃないか。
不格好でも、めちゃくちゃでも、誰にも見てもらえなくてもいい。

3年と、さらに3ヶ月を経てついに私は書き始めた。

3年3ヶ月かかってやっと書けた、はじめてのnote

たかがひとつ記事を書くのに、何をそんなに躊躇するのだと思う人もいるだろう。たくさんの人がひょひょいとnoteを書いているのを見ると、心底すごいなぁと感心する。

私はこのとおりダメなところがたくさんある人間なので、簡単にはいかない。それでも挑戦しようと思って、そして今回できた。
それがとてもうれしい。

0%のまま立ち止まっているだけの自分から、一歩前に出て、1%になれたのだ。0と1の差は大きい。

次の課題はnoteを続けていくことだけど、お察しの通り継続も大の苦手。
でも、自分で決めたことを続けることが、先延ばしグセをやっつけるためには必要だと思うので、挑戦していく。
自分のダメなところも、noteを続けていくことで肯定できるようになれたらいいなと考えている。

さて、これを投稿したら、noteから「初記事おめでとう」と通知が来るのだろうか。まずはそれが楽しみ。

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