『食べられなかったお弁当』ー詩ー
「眞知子!
早く起きないと遅刻するよ!
お弁当作っておいたからね」
朝ごはんを食べそこなった
あと一時間くらいと思いながら
飴玉を頬張る
昨日書き忘れた日記は
今夜まとめて書こう
(はーい!今お茶入れます。
何人分ですか?)
少し太ってきたのだろうか
スカートがキツくなってきた
以前はクルクル回せたのに
今はブラウスを入れたら余裕がない
25歳にもなって
まだ結婚していないとか
親戚が集まれば言われるのだろうか
私だって結婚相手はいる
いや、結婚したい相手はいる
自分からは切り出せないけれど
今度会ったら、それとなく
それとなく…
伝票の続きはどこだっけ?
それにしてもお腹が空いた
お弁当のおかずは何だろう
11時02分
✴︎✴︎✴︎
一瞬で全てが終わってしまう
それぞれの生活は続くこともなく
終わってしまう
そんな絶望が、長崎にも降りました
広島、長崎と原爆後の写真を見ると、本当に言葉が出ませんが、そこから這い上がって来た先人達の思いを引き継いでいきたいものです。
書くことはヨチヨチ歩きの🐣です。インプットの為に使わせていただきます❤️