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易を活かしたWeb制作(とことんこだわった結果)
先日、無事にWebサイトを公開しました。
早速ご訪問くださった皆さま、ありがとうございました。
今日はその完成に至るまで、とくにサイトの“顔“となるトップページのデザインについて、易者らしくとことん立卦(=吉凶鑑定)して決めたので、その時のエピソードです。なお、トップにある書道は書道家の安田舞さんに書き下ろして頂きました。
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先日公開したWebサイト
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制作過程はこちら
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このサイトを通して表現したい世界観はあっても、その方法は無数にあり、決めようにも何を判断軸として決めていったら良いのか分からないというのが正直なところでした。その道のプロがいるぐらいですから、当たり前といえば当たり前なんですが、無形商材ってどうやって表現すれば良いのだろう?と。
今の事業フェーズで誰かに制作をお願いするのも難しい気がしたし、まずは自分でやってみたいということもあり、大きなテーマだけ掲げて取り組むことにしました。
◎骨子は「事業の運気を上げる」
Webサイトを作ろうと思い立った時に、一つだけ決めていたことがありました。
易者・風水師らしくとことん立卦して作る
です。
「運気を扱う者として、まずはおのれがその体現者であれ」と思うところもあり、このWeb制作はその壮大な研究材料にしたいと思っていました。
※「事業の運気を上げる」とは、真面目に書くと【自分の意識の偏りに気づき、それらを軌道修正することで、自分本来の力を最大限発揮しながら事業を展開することができる】ということです。実際には、売上が上がることはもちろんですが、このサービスを受け取ることで幸せになるお客様との縁をつけることも含みます。(要するに自分の事業に合った「市場づくり&集客」です)
「事業開運のWebサイトは?」という問いを立て、立卦結果からこの開運につながるキーワード、且つその事業を執り行う自分自身と調和するものを拾い、線で繋いでいきました。結果、書道による「龍」が浮かび上がりました。拾ったキーワードは、「龍」「濁った」「黒/灰色」「水」など。
もともと書道は少し気になっていたので、背中を押してもらうような結果ではありました。実際、全く違う結果だったらどうなっていたんだろうとは思います。
◎制作を依頼する相手とのご縁
書道というコンセプトが決まってからは比較的スムーズに、今回ご縁があった安田舞さんにたどり着きました。書道家としての志や作品を見るなかで一度ご相談してみたいなとは思ったのですが、時間が限られていた(公開日を決めていた)こともあり、連絡する前にはやはり立卦しました。二の足を踏みたくなかったので。一般的に取引先や協業相手との相性を知りたい時も同様ですが、
・時間が限られる中で受けてもらえるのか
・自分との相性はどうか
・満足いく作品があがってくるのか
・予算はどれぐらいか(←心の準備をしておきたかったので)
といったことを鑑定。
デザイン関連の制作を依頼するときは、コミュニケーション面を個人的には重要視していて、花卜宙のロゴ制作の際にもこの立卦は丁寧に実施しました。
結果、無事にお引き受け頂き、素敵な作品を書き下ろして頂きました。
▼ほんの一例(実際にはこの倍の数の作品をご提案頂きました)
◎甲乙つけがたい時こそ「鑑定」
作品の中から最終候補として二点まで絞り込みました。そして、実際にページに挿入しながら、初めに「これだ!」と選んだものが以下でした。
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「昇り龍」をお願いしていたのですが、まさに昇っていく様が表現されていて、洗練された雰囲気が気に入りました。今までの私ならこの感覚を信じて確定してしまうのですが、今回のコンセプトは「とことん立卦」。確認のためにという気持ちで立卦しました。
仮に「凶」でも自分が納得するならこれにしようと決めて立卦したのですが、結果は驚愕の「大凶」(T_T)
その理由が、言われてみればあまりにごもっとも(洒落っ気が過ぎている、飽きて変えたくなる等々…)で、つい数分前まで腹が決まっていたのに瞬殺。2つ目の候補で立卦し、気持ちよく調和していたので今の作品に決めました。
実はこの吉凶判断に用いるジャンルの易(断易と言います)は、本来いずれをとっても「吉」なのだけれど、そんな二つに分かつ道を選ぶときに使うものとされています。まさに今回のようなケースです。
◎コピーももちろん立卦
長くなるので割愛しますが、今回サイトを作るにあたり、開業して初めてぐらいにコピーを真剣に考えました。プロの方への相談も考えましたが、少しずつ育んでいくのが良いように感じ、こちらもまずは自力で。本などからお作法的なことを学びつつ、発散して、組み合わせては解体して、考え直すことを繰り返す。この間に候補として挙がったコピーはほとんど「凶」。最終的に、お客様からいただいた感想を見返しながら作ったコピー:
「道を拓くための羅針盤」
が一番事業や自分と調和していました。私が考えたコピーの中で唯一の「吉」コピー。自分でもどれだけセンスないんだと思います(笑)
お客様の声は宝の山、です。
◎最後に
誤解を招くといけないので、吉凶判断について補足させてください。これは正解選びのように見えるかもしれませんが、実際にはそれぞれの問いを立てた人(ここでは私自身)に気づきを与えるものです。視野狭窄に陥っていたら、視点の偏りがあることに気づかせてくれる手段です。その結果を受けて選ぶのは、結局その人(私)自身なのです。とはいえ、今回の数ある指摘は「ぐぬぬ」となることばかりで、私にとっては心強い壁打ち相手のような存在でした。
これらはもちろん永久不変のものではなく、事業や自分のステージが変われば自ずと変化するものなのですが、今現在、十二分に自分の納得がいくものが作れたかなと思っています。
結果は乞うご期待。
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▼参考記事
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