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ココちゃんとトトとカカ #23 春といえばイカナゴ

《これはトトさんと、私カカさん。そしてココちゃん2歳の暮らしのお話》

なんなの?この寒さは…。昼と夜の寒暖差が激しくて、洋服が決めづらいよね。
それでも、春はすぐそこまでやってきているみたい。もう少しだね。

菜の花が売り場に並び出すとそろそろだなーっと楽しみになるのがイカナゴ。
あれって、知らない所もあるんだってね。
全国どこでも、春といえばイカナゴ!だと思っていたから。
同じ関西でも知らない所があって、全国区どころじゃない話だったの。

実は、お母さんも知らなかったんだって。おばさんが、
毎年春になると送ってくれるから、なんでかなぁって思っていたらしい。
もし、おばさんがその地方に嫁がなかったら、私にも春が来る=イカナゴの
方程式はなかったってことだね。
うちで作って欲しいってお願いしたことがあったんだけど、
お母さん「イヤです」って即答したのよ。幼い頃の記憶に残ってるシーン。

去年はまだ小さかったココちゃんだけど、今年は喜んで食べそうだなぁ。
あったかいご飯に合うもんね。

そんな話をしていたら、お母さんからLINEが届いた。

あ、ふきのとう。

裏庭にポツポツと顔を出したふきのとうの写真だった。
トトさんに写真を見せると、「食べたいなー。週末、いこっか」と言い出し、
「お母さんのご飯食べたかったんだよね」と、教えてくれた。
そんなこと言われたら、お母さん喜ぶよ。

子どもを自然の中で遊ばせたくて、田舎暮らしもいいなぁと思うけど、
都会の便利さから抜け出すのは、今の私にはちょっと難しい。
月に何度か行く実家がちょうどいいのかも。

実家の裏庭には、たくさんのふきのとうが芽を出していた。
ココちゃんが「これ?」と、見つけて持ってくるのが、オオイヌノフグリだったり、スギナだったりで、
花を摘んでくるからお母さんが「女の子だねぇ」と微笑んた。
頭を撫でてもらったココちゃんは「ばぁばにも“ふくのとー“見つけたげるわ」と、
土手をチョコチョコと走り回る。そんな姿が可愛くて、何枚写真を撮ったことか。

イカナゴはまだだったけど、
田舎の春を堪能したお話はまた来週するね。

ココちゃんが遠くまで走って行っちゃったから、追いかけなきゃ!
今日はこの辺で。またみてね!


実家を楽しみにしているトトさんのお話はこちら!
途中休憩で食べたフィナンシェがとっても美味しかったから、今度、トトさんに作ってもらって、お腹いっぱい食べたいなーなんて思った休日でした。

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