怖がりな一歩を踏み出して。
「人を信じること」は、その人がどうこうじゃなくて、「信じる努力をし続ける覚悟をする」って自分に誓うことだ。
私はあまり人を信じられない。
きっと信じるのが怖いんだろうな、傷つくの嫌だもんな、臆病者だしな。そう思っていたけれど、本当はそれだけじゃなくて、信じる努力をするのがしんどいんだなということに気が付いた。
「信じていいの?信じるからね?」と言った私は、多分全然信じていなかった。だって、その言葉で念押しするのは、それが3回目だったから。
本来ならばきっと、そんなことわざわざ相手に伝えなくたって、自分が信じていればいい話だ。
わかっていても、やっぱり疑ってしまうから、厄介なんだけれど。
信じたい人を信じられないのは、悲しいことだ。
確かめたいのはなんだろう。
きっと、どこまでいっても「もっと、もっと」
だって、言葉なんて掴めないもの。
実感として、手応えとして、私自身が掴み取らないといけないんだろう。
いろんな感情がこれからも絡まって
だんだん解けなくなってしまえばいい。
絡まって、最後には切るしかなくなって
もっと丁寧に寄り添えばよかったねって、いつかきっと思うんだよ。
でもね、こぼれていく感情を振り切って、信じてみる。
信じてみる状態を、続けていく。
そうしないと、行ったり来たりしているだけで、はじまらない気がした。
怖がりなその一歩を踏み出そう。