今日の体重(公園〜木々のざわめき)#45

85.7kg

仕事の昼休憩中、昼食を食べると外に出た。

職場の近くに小さな公園がある。小さいと言っても、小学生がドッヂボールを一面できる広さのグラウンドとブランコ、滑り台、湾曲したコンクリートで固められたオブジェのようなものがある2つのスペースに分けられている。

ベンチが複数おいてあり、すでに先客が2名いた。ぼくも含めてみなひとりだった。

そのうちのひとつに腰掛けた。
隣にサツキが植えられている。
暖かくなってきたからか、クマンバチがぶんぶん自分のナワバリを主張してきたので、大人しく別の場所に移動した。

ちょうど、サツキで道路側からの視線をカットできるいい場所だったのだが、目的は違えど、先客がいるならば、場所を譲ることは当然である。

サクラ、クヌギ、それとなにかの針葉樹が植えられていて、風にたなびく葉っぱが午後の平和を歌っている。

もう少しすると、サクラに毛虫がつきはじめるので、この場所も譲らざるを得ないかもしれない。

まあいい、みながみななりに求めている場所があることが大事なのだ。

小さなアリが肩まで上がってきた。優しく息を吹きかけるとどこかに飛んでいった。

春が、成熟期を迎えた。

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