『熱帯魚屋のちょっと先湯 その1』
銭湯お遍路88箇所を制覇し、既に2冊目に突入している
馴染みの銭湯もでき、回数で言えば200、300は優に超えているだろう
これだけ銭湯に通っていると近場の銭湯は行き尽くしてきたのだ
以前、大田区幸の湯のフガフガおじさんに
教えてもらった熱帯魚屋のちょっと先湯にやっと行けたので
その時の様子を書いてみようと思う
フガフガおじさんが言うにはその銭湯は
大田区の蒲田温泉の通りをまっすぐ進み、熱帯魚屋の
ちょっと先にあるという
俺は蒲田駅に着く前からある事を決めていた
グーグルマップを使わずにたどり着く事
蒲田温泉は一度行っているので何とかなるだろう
しかし、何とかならなかった
駅に降り立ち、どっちに進めばいいか迷った挙句
俺は在ろう事か、反対方向に向かってキックボードで
軽快に進み始めた
目印は環八通り
俺(すいません、環八ってこの道であってますか?)
通行人(環八ですか?ここの道をまっすぐですけど、めっちゃ遠いですよ!)
前回は商店街、賑やかな通りの記憶があるので
まあ反対側から攻めてる程度かな?と思ったが
これがやらかしというものか
例えていうと、ゴールのマス目までぴったり出さないと
上がれない双六の様なもの
あと1マスで上がれる(駅から蒲田温泉までの距離感と思ってほしい)
のに俺は張り切ってサイの目の6を出したばっかりに
ゴールがどんどん離れて行く
やっとの思い出たどり着いた環八通りは
俺の想像から遥か遠く離れた場所だった
俺(参ったな〜)
まあ、しょうもない自分ルールを決めた俺の責任
既にTシャツの背中は汗が滲み出してきていた
何とか蒲田温泉の通りに辿り着いたが
予定よりも30分オーバー
でも、ここまで来れば大丈夫
蒲田温泉の通りを進んでいると
心のアントニオ猪木が僕に語りかける
猪木(この道を進めばどうなるものか!)
俺(この道の先に蒲田〜)
と心で呟いた瞬間に
猪木の(バカヤロー)と共に闘魂ビンタを食らう
猪木(一度来た道を忘れるバカどこにいるんだよ!出てけっ!)
そんな寸劇を頭の中で演じていると
目印の蒲田温泉を通り越し、あるお店が目に入った
俺(これが、フガフガおじさんの言う熱帯魚屋か〜)
って事は、この熱帯魚屋のちょっと先には
ありました、記念すべき100軒目の銭湯
既に都内の銭湯126軒を制覇している正田さんに
前回のコラムを読んでもらったところ
熱帯魚屋のちょっと先で、どこの銭湯か当ててしまったのだ
正田(わかりました、ヌーランドさがみ湯ですね)
返信内容すらプロなのだ
早速中に入ろう
このヌーランドさがみ湯さんは
黒湯の天然温泉、そして館内着を着用して
リラックスできる健康ランド的な施設
しかも温泉だけの利用はもちろん入湯料の470円で堪能できるから
とてもありがたい
100軒目記念なのか自然と下足箱の番号87に
自分の靴をしまう
よし、いよいよ突入
と言いたいのだが、既に1000文字を超えてしまったので
続きはまた改めて
その2で愛ましょう
別れを惜しんでおしまい