腹が立ってしまうのは、期待し過ぎているから
優しいですよね、なんでそんなに優しいんですか、とよく言われます。
内弁慶なので身内からの評価はともかく、会社などで一定の距離をもって接している人には頻繁に言われます。
自分でもその理由には心当たりがあります。
それは、まったく!いっさい!断じて!他人に期待していないからだ、と。
こういうとすごくネガティブな印象を受ける人が多いかもしれませんが、わたしにとっては、これはコミュニケーションの基本中の基本、きほんのき!であります。
だって、他人はじぶんの思う通りには動きません、"絶対に"。
他人に対して厳しい人、他人に対して腹を立てられる人というのは、他人に対する期待値が高い人だ、とわたしは思っています。
人はこうであるべきだ、とか、
わたしならこうするのに、とか、
こうしないなんて非常識だ、とか、
前にこうしてあげたのに、とか、
その立場ならこうするべき、とか。
だけど、それはあくまでじぶんの中の理想像でしかない。
他人には関係ないし、100%その理想像のとおりに生きている人なんて絶対にいません。
それなら最初からそんなもの抱かずに、
"あ、あなたはそうなんだね!"
と思った方が、なんぼか楽ちんです。
あなたはそうなんだね!
そう思ったらほとんどのことがそこで完結、解決です。
人との距離がおかしい人や
仕事の仕方がおかしい人や
人の気持ちがわからない人や
世の中の常識を知らない人や
金銭感覚がおかしい人や…
そういう人に出会った時、
そのおかしいって感覚はだれのもの?だれが決めたの?と立ち返ってみる。
話通じねえ!ってなっちゃう相手に対峙した時、じぶんの型にはめて正したり拒絶したりしようとすればするほど、自分自身が疲弊してしまいます。
それなら、ようわからんけど、あなたはそうなんですね〜へ〜って流せた方がいい。
だって他人てわけわかんない。
親だって兄弟だって恋人だってわけわかんない部分ってある。
自分自身だって矛盾しててわけわかんない時がある。
他人なんてわけわかんなくて、理解できなくて、自分と違って当然なのです。
だから他人には期待しない。
何も期待しないから何でもこい。
それがやさしさって思ってもらえるなら、とってもシンプルだとわたしは思います。
腹が立って仕方ないとき、期待し過ぎてなかったか?と振り返ってみるのもいいかもしれません。
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