アンビエント広告が多い国を「Ads of the World」を使って調べてみた
アンビエント広告というプロモーション手法を、ご存知でしょうか。私が、個人的に大好きな手法です。
アンビエントとは「環境の〜」などの意味なので、一言で言うと、環境に溶け込んだ、広告っぽくない広告、みたいな感じです。
たぶん、見たほうが早いので、画像を貼ります。
こちらは、NIKEが公園で実施した、アンビエント広告です。
ロゴマークと共に「RUN」=走れ。という文字が背もたれに印字され、座る箇所は取り外されています。
このアンビエント広告のメッセージは、厳密には担当者に聞いてみないとわからないですが、ブランドの持つ主張や空気感、カッコよさを、瞬時に、適した場所で、適した人に、スマートにアピールできているなと感じます。
アンビエント広告は、例えば「Ambient Advertising」などのキーワードでググると(画像で検索するのがコツ)、たくさん面白い事例が出てきますので、ぜひ見てみてください。
下記の記事なども、参考になるかもです。
日本ですと、例えば、新宿コマ劇場跡地にあるゴジラや、雑誌CanCamの電車と連動したデジタルサイネージなど、いくつか例はあります。
ただ、アンビエント広告は、こんなにカッコよくて面白いのに、日本では例が少ないと言われています。
その理由は諸説ありますが、道路交通法などの法律の厳しさや、許可を取るときの手続きの複雑さなどが、原因として考えられています。
ではアンビエント広告は、世界の中で、どこの国が多く行われているのかな?と、個人的に気になり、調べてみました。なんとなく、アメリカが多い気がしますが...。
調べ方としては、「Ads of the World」という、世界の広告事例をたくさん掲載したサイトの中で、アンビエント広告の国別の記事数を調べる、という方法です。
ちなみにこの「Ads of the World」は、私がある方に、アンビエント広告について教えを乞うた時、「ここのサイトに沢山事例があるから、見てごらん」と言われて、教えていただいたサイトです。
名前は言えませんが、この"ある方"というのは、アンビエント広告について日本国内で知る人ぞ知る、有名なプランナーさんです。
さて、
あくまでサイト内の記事数なので、サイトのピックアップ加減で、ある程度のバイアスが掛かっているとは思います。
また、国名に関しても、新しく事例がある国を限定的に調べましたので、全ての国の件数が抽出できたわけではございません。ご了承ください。
ということで、結果です。
最も多いのは、ブラジルでした。
次いで、アメリカ。
ブラジルとアメリカが、少し突出していますね。
ブラジルが多いのはなんでなんでしょう...。
アンビエント広告は、屋外広告になることが多いので、なにか現地の環境的な理由があるのかもしれません。
うお...。すごく気になります。
実は、ある目的のために今回の調査をしたのですが、ブラジルが多くなる理由、とても重要なので、何かの機会に調べたいと思います。
ということで、今回はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございました(なんかすみません)。
ありがとうございました!
ハナタ