【ネタバレ有】ニーアオートマタ21話感想(9S編)
アニメ版ニーアオートマタの感想です。
9Sは三つ目のサブユニットを目指していた。画面には蜘蛛の巣が映り、9Sが何かに囚われているようにも見える。辿り着いたのは、赤い花が咲き乱れる花畑。三つ目のサブユニットはその頭上に浮いていた。その真ん中にはピエロのような恰好をした機械生命体が立っている。おそらく遊園地廃墟の近くなのだろう。機械生命体は、なぞなぞを出すような口調で9Sに問題を出してくるが、9Sは聞く耳を持たずに機械生命体を倒す。
サブユニットは地面に降りてくる。中に入ると、そこにあったのは…2Bが、バンカー崩落の時に使っていた飛行ユニットだった。操縦席には、サブユニットのコアがあった。周りにはモニターが無数に浮いており、天使文字で「神の箱」と表示された。9Sが剣を構え直すと
「…こちらヨルハ部隊…」
流れてきたのは、2Bの声だった。
「この記録を聞いた者がいたら、伝えて欲しいことがある。もし、ヨルハ部隊所属、9Sに会うことがあったら、私は…彼に……。すまない。彼へのメッセージは…。9S、君と一緒に過ごした日は、私にとって光のような思い出だった。ありがとう…」
「…ナインズ…」
息を呑む9S。ずっと聞きたかった、その呼び名は…もう聞けない。このコアは9Sにとって、これ以上ないほどの、最悪な敵。悲しみと憎悪と困惑が混ざった複雑な表情をし、だが、刀をコアに突き立てる。
「もう…いい加減にしてくれ…」
9Sはついに倒れてしまった。
A2がレジスタンスキャンプに辿り着き、リリィと最期の別れを果たしていた間、ポッド153によって簡易メンテナンスを受け再起動。ポッド153はレジスタンスキャンプに行って本格的なメンテナンスを受けることを提案するが、そのセリフを遮って、廃墟都市の中心にある資源ユニット「塔」に入れるようになったとアナウンスが聞こえてきた。3つのパスコードを集めた9Sに豪華な景品が用意されているという…。ちなみにレジスタンスキャンプはもうないんですけどね…。
9Sは塔を目指す。
ポッド042とポッド153は圧縮会話モードで今起こっていることを情報交換する。特に9Sは精神状態が最悪の状態だと言える。ポッドたちの最優先使命は、A2と9Sの身の安全。だが、A2・9S両名は同じく塔を目指してしまった。果たしてどうなるのか…
21話、ずっと泣いてましたね…。9Sは、前話で2Bの形をしたものを殺し、今回で2Bの声をしたものを殺した。そりゃ倒れますよ。今回で更に精神状態を悪化させてしまったわけですが、これで次回以降の展開にどう影響するか見ていくことになります。また、サブユニットのパスコード三つがそろいましたが、「私の罰」「君の呪い」「光の記憶」…まるで2Bのことのようなんですよね…。これは、塔にはすでに2Bのデータが入っているということなんでしょうかね…?あと豪華な景品ってなんですか?嫌な予感しかしないんですけど。