【読書感想文】後宮の検屍女官
2巻まで読了。
あらすじ
皇帝のために女性とイチモツを取られた男性のみが働く後宮。ある日、亡くなった妃の死体から、胎児が出てくるという一見不可思議な現象が起きる。後宮内では、その胎児が「死王」としてよなよな徘徊しているという噂で持ち切り。イチモツを取られた男性…宦官の1人、延明は夜警でたまたま組んだ女官、桃花が「死者から胎児が出てくるのは普通のこと」というのを聞き、興味を持つ。そしてまた後宮では不可思議な死体が出て――。
話そのものは全く違うが、どうしても中華王宮ファンタジーというと「薬屋のひとりごと」と比べてしまう。主人公である桃花がいまいち生気に欠けてるのが若干気になり、その点が猫猫(薬屋のひとりごとの主人公)に比べて少し弱いかな、という印象になっている。作画がいまいち男女差がはっきりせず、男性の線が弱いので、そこを受け付けない人はいると思う。また、肝心の検屍も、本作は2巻までは一度行った検屍で納得せず2回目の検屍を行う、という流れのため、そんなことを見逃すはずはないだろうと思ってしまう。ただ、2巻の半ばでやっと桃花の焦りを観て、ちょっとキャラが立ってきたかな、というところで2巻が終わってしまった。多少更新が遅いが無料で読めるサイトやアプリがあるので、気になる人はそちらで読んでからでもいいかなと思うぐらいのおすすめ度数。
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