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字幕はいらない?忍たま乱太郎字幕騒動

忍たま乱太郎の劇場版上映に際して、バリアフリー字幕が笑いを誘ったという話が私のSNSのタイムラインにも流れてきた。その笑いがどんなものであっても結果として、健常者が障害者のためのバリアフリー字幕を否定するなどあってはならないことだが、これはそもそも応援上映という名目でバリアフリー字幕上映を行い、それを知らない健常者が入ってしまったということにある。

以前から言っているが、そもそもバリアフリー字幕上映の実態が酷すぎる

そこで今回のバリアフリー字幕上映に対し、どのようなことが障害者差別だと思うかをまとめてみた。

前提
事業者が障害を理由として健常者と同じサービスを障害者に受けさせないことは、障害者差別である。今回のケースでは聴覚障害を持っている人はバリアフリー字幕が無いと健常者と同じサービスを受けられないため、映像作品を提供する事業者はバリアフリー字幕を用意しないことは障害者差別であると定義する。

配給会社がバリアフリー字幕を用意しない、または映画館がバリアフリー字幕上映をしない
→情報保障面から、障害者の映画鑑賞の機会を奪い、障害者には健常者と同じサービスを行わないと言えるため、障害者差別。

映画館が「動員数が少ない」という主張でバリアフリー字幕上映を極端に少なくする
→そもそも上映数が限られている中でのデータであり主張するにもデータ数が不十分。なのに何故動員数が少ないと言えるのか?差別を正当化するための言い訳。

上映期間の最初の方にしかバリアフリー字幕上映を行わない
→障害者が上映期間中に映画鑑賞を希望してもバリアフリー字幕上映が終わってしまっているとデータとしてゼロにしかなり得ない

字幕メガネがあるじゃないか
数が不十分である上、年末年始は貸し出さないなど、これもまた健常者よりサービスが閉じられていると言えるため、障害者差別。そして字幕メガネ対応の字幕が作られているかはまた別物

一度この文章を障害者差別通報窓口に通報しようと思っている。だが、私一人の声では弱すぎる。どうか通報に協力してもらえると嬉しい。

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hanasoraen
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