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二方向避難の重要性
先日避難はしごの脱出先がLUUP置き場にされているというとんでもな話を知った。その件について、「階段を使った方が速い」という意見が出ていた。
ここで、「二方向避難」という考え方がある。その名の通り、階段やエレベーターがあっても、火災の時に階段の方に火が回っていたり、火の熱でエレベーターが上手く動かない時に、他の手段で逃げることができるようにしておくという考え方だ。
ある程度新しい建物なら消防法でこの二方向避難ができるように設備を整えることが義務付けられているが、上述のとおり、避難はしごが使える状態とは言い難い建物もある。
また、数年前にあった心療内科放火事件では入り口に先に火が回ってしまい、死傷者が沢山出た。この心療内科があった建物は二方向避難ができない建物だったにも関わらず、建てられたのが大分前で階段以外の避難ができなかった。もし窓の方に避難はしごがあったら助かった命もあったと思うとやるせないものがある。
この話を知ったならば、今一度自分の身の回りの建物がきちんと二方向避難ができるようになっているか、脱出先に物が置いてないかを調べて欲しい。どんなに気を付けていても、地震の二次被害などの自然災害でも火事は起こるのだから。
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