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ウォーターマークの話
早速だが、こちらの画像を見て欲しい。
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これは私が描いたイラストに、オリジナルのウォーターマークを入れたものだ。クリエイターにはもはや常識だが、これにはいくつかの効果がある。
まず、権利者のサインのウォーターマーク。これは無断転載された場合、削除されていると権利者の権利が侵害されていることとなる。その他、画像を保存した時に誰が描いたものかすぐにわかる。
そして左下にうっすらと入っているのが無断転載禁止、AI学習禁止の文字で構成されたウォーターマーク。これはうっすら入っていてもAIにはハッキリ何かの文字が入っていることが分かり、AI学習妨害に繋がる。
更に私はアイビスペイントに課金してノイズパターンも追加している。これもAI学習妨害の為だが、月に300円かからないプランもあるので安すぎるぐらいだと思っている。しかもちょっと和紙のようなテクスチャにも見えてそこまでの画質低下にはならないのが良い。
これらの対策をしたのはX(旧Twitter)がすべてのポストからAI学習の為の情報を収集するすることになったからだが、結局WEB上にイラストや写真を上げる以上、いつかは導入することになったのだろう。そしてどんなに下手な絵でも、ある程度キャラクターの特長を掴みAIで生成するということに利用されると思うと私は耐えられなかった。どんな人でも権利について考える機会になったのかもしれない。
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