私の#かなえたい夢ってなんだろう？

投稿企画 #かなえたい夢 　で記事を書く、というものを見て考えてみた。もう37歳といういわゆる中年に差し掛かった私としては特に目指す職業もない。

だが、映画をもっと自由に観たいという気持ちはある。私はLiD/APDのため、バリアフリー字幕がないと映画を観るにも意味を咀嚼するのに時間がかかる。確かに字幕を映すメガネ型の端末など、技術は進歩してきた。けれどまだ浸透したとは言い難い。作品によっては字幕をつけないまま上映期間が終わってしまうことはよくある。

そしてDVDやBlu-rayといった円盤化された後は各配給会社に委ねられるため、字幕が無いことも多い。

映画のバリアフリー化に関してはLiD/APDなどの聴覚障害の人だけが困っているわけではない。車椅子ユーザーも限られた座席でしか鑑賞できない。弱視の人が使う副音声も充実してるとは言えない。当たり前に健常者ができる体験を、我々障害者はできない。

それはつまり、めいっこやおいっこ、家族と一緒に同じ映画を観ることができないということだ。

だとしたら、映画のバリアフリー化が進み、バリアフリー字幕がついたり、副音声がついたり、車椅子ユーザーも好きな位置で映画が見れる。そして家族と同じものを楽しめるようになって欲しいというのは私の「かなえたい夢」のひとつであると言えるかもしれない。

この夢をかなえるために微々たるものではあるが、障害者目線での意見を今後も発信していきたい。