二方向避難の応用
火事の時、一か所のみの出入口だとその出入口に火の手が回ったあとに逃げられないため、もう一か所出入口を作る、という考え方「二方向避難」。この考え方だが、他のライフラインにも応用できる。
例えば電話回線。数年前、モバイル通信会社auの回線がダウンして、電話が使えなくなったのを覚えているだろうか?今時はどんな通信会社も割と固定電話の回線まで手を伸ばしており、そちらも同じ通信会社にすることで安くなるというセールスをしていることが多い。だが、固定電話もスマホも同じ会社にしてしまうと、その回線がダウンしたときに緊急連絡すらできなくなる。実際、数年前のau回線ダウンの時、子どもが高熱を出し救急車を呼ぼうとしたところ、電話が使えなく困ったという記事が出ていた。本来そのために公衆電話があるはずだが、維持費などの問題でもう公衆電話は撤去の方向になっているのは言うまでもない。
オール電化もそうだし、支払いの手段もそうだ。全部をひとつに絞るというのは、結局のところ色んな危険をはらむのだ。
日本は残念ながら、島国であり、地震・津波が多い国だ。二方向避難の考え方を応用することで、防災に繋がることを覚えておきたい。
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