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武蔵野

武蔵野 1901(明治34)
国木田独歩くにきだどっぽ 1871〜1908

新選名著復刻全集 近代文学館


国木田独歩 30歳。

現在の文庫本(写真右)とぴったり同じサイズ。
これまで紹介してきた復刻本はすべて「武蔵野」より大きかったので、思わず写真を撮ってしまいました。

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表紙の絵は友人の「岡落葉(おからくよう)」。

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武蔵野の自然や風景美について書かれています。
当時の武蔵野は雑木林。ちなみに渋谷も含まれていたそうです。

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13ページには中野、渋谷、世田ヶ谷、小金井。
独歩自身、渋谷に住んでいたとか。今のNHKあたり。

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最初の行に「溝口という宿場がある」・・当時どんな雰囲気だったんだろう?

国木田哲夫(独歩)。国木田独歩は病のため37歳でこの世を去っています。

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東京の地名がいろいろ出てくるので地縁のある人、すでに住んでいる人、これから住む予定のある人にとっては当時の様子などを知ることができます。あと、なにか意外な?情報と出会えるかも。